秘境!黒部源流と雲ノ平を行く

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投稿者
飯田 真仁
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日程
2015年09月28日 (月)~2015年10月01日 (木)
メンバー
単独
天候
晴のち曇
コースタイム
コースタイム
1日目 折立(90)三角点(90)五光岩ベンチ(55)太郎平小屋(20)薬師峠テント場
2日目 薬師峠(20)太郎平小屋(120)北ノ俣岳(60)中俣乗越(80)黒部五郎岳(90)黒部五郎小屋
3日目 黒部五郎小屋(120)三俣蓮華岳(40)三俣山荘(30)黒部源流碑(90)祖父岳分岐
    (65)雲ノ平山荘(120)薬師沢小屋
4日目 薬師沢小屋(60)左俣出合(90)太郎平小屋(30)五光岩ベンチ(60)三角点(60)折立
コース状況
•太郎平から薬師沢、雲ノ平周辺は木道が整備され、歩きやすいです。
•逆に稜線上はガレ場、ゴーロなど歩きにくい道が続きます。
•最大の難所は雲ノ平から薬師沢への下降です。滑りやすいゴーロ帯、急坂と消耗させられます。
登山口情報
奇麗なトイレ、自動販売機あり。駐車場は無料。有峰林道通過料金は1900円(2015現在)。
小屋、テント場情報
薬師峠テント場 太郎平小屋から20分 幕営料700円 ビール600円 水場、トイレあり
黒部五郎小屋 小屋からすぐ。幕営料1000円 水場、トイレは小屋にて。
薬師沢小屋 1泊2食9200円 ビール600円 水は沢沿いで豊富。
難易度
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感想コメント

長い事訪れてみたかった雲ノ平と黒部源流を歩いてきました!
初日
登山口の折立からは急登が続きます。アラレちゃんの看板を通過し、三角点と呼ばれるポイントから大分楽になりました。
樹林帯を抜けると、気持ちの良い草原と池塘。遠くには剱岳まで見えました。申し訳ないくらいにお天気も良く、幸先の良い入山日となりました。
2日目
翌朝、北ノ俣岳を経て、黒部五郎岳を目指します。初めは緩い登りです。
赤木岳を過ぎ、中俣乗越でしばし休憩。黒部五郎の急登から目を背け、歩いてきた稜線を眺めます。
重い腰を上げ、黒部五郎岳へ。ガレた歩きにくい道ですがゆっくり登って行きます。カールと稜線との分岐にやっとこさ辿り着き、ザックをデポし山頂へ。山頂では北アルプスの山々の絶景、黒部五郎のカールに抱かれた紅葉が待っていてくれました。
黒部五郎小屋ではビール売り切れ、仕方なく持参の焼酎を飲み、カレーライスを食べて就寝しました。
3日目
三俣小屋でもビールは売り切れ。前途に暗雲が立ちこめます。
黒部源流では紅葉真っ盛り!出合う方々皆さん感嘆の声を上げていました。
源流部から急登を登り上げると憧れの雲ノ平!木道が整備され、歩きやすいことこの上ないです。
スイス庭園の奥からのぞいてみると、高天原方面の紅葉が素晴らしい!
木道が終わると噂に聞いていた薬師沢への険悪な下降が始まります。岩ゴロゴロ、コケむしむしで歩きにくいわ滑るわ七転八倒で下りました。辿り着いた薬師沢小屋は何となく趣のある小屋。渓流釣りの方も多く訪れるようです。心配していたビールも豊富で幸せな一夜が約束されました。
夕食を終え寝ようとすると窓から灯りが。外に照明でも点けているのかと思いきや、奇麗な月が煌煌と輝いていました。
4日目
さていよいよ下山です。
河童が化かすと言われるカベッケヶ原を通過し、太郎平への辛い登り。次第に風が強くなり、天気は崩れるようです。
太郎平小屋に着く頃には雲が徐々に勢力を増してきました。雨に追いつかれる前に折立まで行けるか!?駐車場に着くと強風と雨が襲ってきました。やれやれ間に合った!

久しぶりの快晴の中、縦走できました。山はこうでなくては!

フォトギャラリー

1日目。折立よりの登山道にて5代目アラレちゃんに出会う。

石畳、木道で整備はバッチリです。

薬師峠のテント場へ向かうと槍がチラリズム。

薬師峠のテント場。トイレ、水場有。

2日目。太郎兵衛平周辺は木道率が高いです。

まずは北ノ俣岳に登頂。飯豊にも北股岳がありますね。

眼前に聳える黒部五郎岳。思わず急登から目をそらしたくなります。

黒部五郎から槍!

黒部五郎のカールを覗き込む。巨岩の点在する不思議な空間でした。右上に小さく小屋が見えますがわかりますか?

ご飯はパワーの源。

3日目。三俣蓮華岳は急登から始まりました。

三俣蓮華岳にて。意識せずともカメラを向けると槍が入ってきます。

黒部の源を渡渉し雲ノ平を目指す。

黒部源流の紅葉。

念願の秘境、雲ノ平。

スイス庭園から高天原方面を覗いてみる。

よかった、本当によかった。

薬師沢小屋は趣きある小屋ですが傾きもありました。

やたら揺れる薬師沢の橋。

カベッケヶ原を通って帰ります。この日は河童は留守でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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