寒波到来!一夜で冬景色の聖岳

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年11月25日 (水)~2015年11月26日 (木)
メンバー
天候
25日曇り 26日雪・みぞれ/雨
コースタイム
1日目:沼平→(180分)→聖沢登山口→(320分)→聖平小屋 ※聖平小屋泊(冬季開放小屋利用)
2日目:聖平小屋→(180分)→聖岳→(120分)→聖平小屋→(240分)→聖沢登山口→(240分)→沼平
コース状況
・11月27日段階で、積雪は2000m付近まで。聖沢登山道は夏と同じように歩けましたが、今後の積雪いかんによって通行不可能となります。(冬季ルートの東尾根は、破線ルートになります。)
難易度
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感想コメント

最南端の3000m峰、聖岳は自分とはどうも相性がよくないらしく、山行を計画しては悪天等他諸事情で中止や撤退になること数回。いままで一度も登ったことがありませんでした。

今回もややきわどい天気予報でしたが、東俣林道から積雪の無いであろう聖沢登山道を使い、一瞬の天気回復を狙って登頂、あわよくば茶臼小屋まで縦走しようと計画しました。
結果的には、聖岳に登頂、その後の茶臼岳までの縦走は天候回復が見込めないため諦めてのピストン登山となりました。(まさかの東俣林道往復28キロに下山後はヘロヘロ…。)

一日目はどんより曇ってはいましたが大きく降られることも無く、雪の無い道を聖平小屋まで問題なく歩けました。夜も大きく冷え込むことも無く、よく眠った夜明け前に小屋から出ると景色が一変!一面の銀世界になっていました。

事前に稜線では雪か雨になると予想し、装備も万全を期しましたが、ミゾレ交じり雪に雨、アラレと目まぐるしく変化して打ちつけ、そのおかげで濡れたウェアやギアが全てバキバキに凍りつきました。(下山時にそれが溶けびしょ濡れに。)晩秋から初冬の時期の高山は雨対策と雪対策の両方が必要です。

長らく暖かい日が続いていましたが、ようやく本格的な冬将軍の足音が聞こえ始めました。
今シーズンはどこでなにをしようか、楽しみですね!

フォトギャラリー

視界ゼロ!

ここから始まる長い林道歩き…

緑に透きとおる赤石ダムの湖面

ようやく到着。ようやく登山開始…

崩落が多いトラバース道が続きます。

ときおり見える美しい滝筋

アプローチが長い南アルプスでは、テントを持たずに利用できる冬季小屋は実にありがたい存在です。

一晩で10cmから15cmの積雪がありました。夜明け前からの出発。

小聖岳への登り。ここでアイゼンを装着。

風とミゾレが吹きつけます。

風雪がひどいのですぐ下山。

気温は-5℃程度ですが風が強いのでぬれた衣服やバックパックががどんどん凍っていきます。

茶臼小屋までの縦走はあきらめてピストン。長い林道歩きに気分は滅入る…。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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