北アルプス 立山・剣岳

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投稿者
梅原 操
日程
2011年09月13日 (火)~2011年09月14日 (水)
メンバー
千葉パルコ店 梅原
天候
13日:晴れ 14日:晴れ
コースタイム
1日目:室堂⇒【40分】⇒一ノ越⇒【40分】⇒雄山⇒【110分】⇒別山⇒【40分】⇒剣沢キャンプ場

2日目:剣沢キャンプ場⇒【85分】⇒前剣⇒【65分】⇒剣岳⇒【50分】⇒前剣⇒【80分】⇒剣沢キャンプ場⇒【45分】⇒剣御前小舎⇒【70分】⇒雷鳥沢キャンプ場⇒【45分】⇒室堂
コース状況
室堂ターミナル周辺は観光地になっているので、周辺の道はしっかり整備されています。

今回歩いた登山道は全体的にガレ場やザレ場多く、滑りやすく落石の危険もあるので慎重に歩きましょう。登山靴は靴底が硬いハイカットのものをお勧めします。

剣岳までの道は前剣を過ぎると鎖場なども出てきてかなり険しいです。片側が切れ落ちているような場所も多くなり、かなり高度感もあります。岩場の登降は3点支持を守り、慎重に通過してください。
一見通過が難しそうな場所もコースを外れなければ手掛かりや足掛かりはあるので、周りをしっかり確認しながら落ち着いて進みましょう。
難易度
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感想コメント

今回は映画で一般の方にも多く知られ、知名度や人気でも日本屈指の剣岳に登ってきました。

登山の出発点である室堂までは、関東地方からだとまず扇沢に向かいます。そこから立山黒部アルペンルートを利用しますが、時間は片道1時間15分、料金は往復8.800円+10kg以上の荷物を持ち込む場合は手回り品料金1.220円で合計10.020円かかります。それでも室堂平は多くの人で賑わっていました。安全に整備された環境と素晴らしい景色が堪能できる観光地なので、アクセスが大変でも多くの人が訪れるようです。

登山の開始は一ノ越からですが、一ノ越から雄山までのザレ場の急登が1日目のルートでは最もキツイところでした。雄山までは観光で登る方もいるので登山道や頂上は多くの人で賑わってますが、雄山より先は本格的な登山になるので、歩く人はかなり少なくなりなります。
雄山から別山までは3000m近い高さの稜線をなだらかなアップダウンを繰り返しながら進む気持ちのいい道です。
尾根から剣沢キャンプ場までの下りはかなり急で滑りやく、ストックがあって助かりました。
テント場はかなり広く、1泊1張り500円です。ビールなどの飲み物は剣沢小屋まで往復15分歩かなければ買えないので注意!

剣岳は鎖場で渋滞するので、それを避けるために日の出前に出発。キャンプ場から剣山荘までの道は暗いとルートが分かりづらいので、何度か迷いそうになりました。
剣岳への道はかなり危険なイメージがありますが、多くの方が登る山なのでルートはしっかりしています。高度感があり鎖場や岩場が多いので初心者の方には危険ですが、ある程度高所や鎖場の経験がある方なら登れる思います。
一服剣から先の急な登山道には浮石が多く、落石を絶対に起こさないよう注意しました。自分が怪我をするのは自己責任で済みますが、他の人に怪我をさせてしまったら大変なので、近くに人がいるときは特に慎重に!もちろん落ちてくる石にも注意が必要です。
頂上はそれほど広くはありませんが、景色は最高!ここまでの苦労が報われます。
頂上からの下りは登りと違う道を歩く場所があるので、道を間違えないようにしましょう。

剣沢キャンプ場からの帰路では、剣御前小舎から雷鳥沢キャンプ場へ下る雷鳥坂がかなりキツかったです。長く急な下り+滑りやすい足場+直射日光…。この下りでもストックがあってとても助かりました。ストックがあっても、一度滑って尻餅をつきましたが。
そして雷鳥沢キャンプ場から室堂まではかなり登り返します。この登りもまたキツかったです。観光客の中を大きなザックをかついでハーハー言いながら歩く姿は、周りから見たらかなり浮いていたと思います。

剣岳まではアクセスが大変ですし天気が悪いと一般的には登れない山ですが、そのぶん頂上に立ったときの達成感はとても大きいです。高所と岩場の経験を積んだ方は、チャンスがあったら是非チャレンジしてくみてください!

フォトギャラリー

雲を纏う剣岳。迫力有り!

室堂ターミナル前。ここからスタートです

一ノ越からの登りはザレ場の急登

雄山、山頂本殿への参拝には拝観料が必要です

雄山から先は、登山道が少し険しくなっていきます

立山の最高峰、大汝山(3015m)

前剣にて。鹿島槍からのご来光!

鉄橋は焦らずに素早く渡りましょう

名物①カニのタテバイ

剣岳山頂。好天に感謝!

頂上から見る北アルプスの山々

写真ではわかりませんが、富士山も見えました(中心やや右側)

名物②カニのヨコバイ

名物③長い鉄梯子

快晴の剣岳を振り返って

別山(左)から剣御前(右)へ延びる尾根

剣御前小舎からの帰路。室堂は左最奥です

地獄谷の周辺は硫黄の臭いが漂ってます

剣御前小舎(雲の中)から始まる雷鳥坂の下りは長く、足への負担大

とても大きくて綺麗な池でした

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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