攀じ登らない鷹取山～オゥイェなランチ山行～(神奈川県)

ぽっかり空いた時間に、まるで栞を挟むように何気なくスッと入れられた山行だった。山ごはんでパーリィしようぜ！とのことなので、不肖ワタクシも参戦。ところで、作ろうとしたものの食材がどこも売り切れ・且つレパートリーの少ない場合、どうすれば良いんでしょうかね？「こうなったらゲテモノ作ってやるぜぇ」

鷹取山はご存知のようにクライミングのイメージが強い山だが、里山散歩的なハイキングにも向く山だ。駅からすぐに登れて山頂も広いので、親子連れにもイイ。あ、小さい子はベビーキャリーで！今回はお子様(仮にVちゃんとしておく)も一緒だ。賑やかで良い。

計画ではJR東逗子駅から入って、京急追浜駅へ抜ける。このコースは初めてだ。先ずは踏切を超え、数百m坂道を登ると、右側にコースの入口がある。「天台宗神武寺」とデカい石碑があるので見落とすことはまず無い。・・・無いよね？

ここから林の中へ入って行くのだが、整備されきっているのでラクチンだ。Ｖちゃんもご機嫌で、エビ反りする勢いで首につかまって肩上でハシャいでおられた。完璧に極まっているのは気のせいかな・・。

辺りは遅めに紅葉しており、薄曇りの雰囲気が丁度いい感じ。海外の親子連れの方々とすれ違い、鷹取山名物のプチ鎖場へ。ちなみにここ、神武寺側から入ると鎖じゃない方からも行けそうに見えるが、鎖から行かないと結局は行き詰って戻る羽目になるので注意。低山だけど、こういうのも楽しい。Vちゃんも楽しんでおられる。「オゥイェ♪♪」とノリノリだ。

クライミングのグループは二つだけで、山頂広場はガラガラだった。邪魔にならない所でシートを広げて調理開始。品目は、チキングリル(季節です)、ピザ(つい手が伸びる)、チーズフォンデュ(カワイイ)、コーンクリームスープ(無駄に濃い)、ブッシュ・ド・ノエル(オシャレ)。ちなみにワタクシはコーンクリームスープ担当。「つい噛みたくなる濃さにしてやんよ！」

ランチ後は展望台に登って標識を撮り、磨崖仏の前を通って湘南へ(こういう土地名！)。
さて、ここからが魔窟。個人的に一番の核心。案の定、道迷いしかけた。追浜駅までの道は本当に分かり辛い。グーグルマップが無ければ遭難しただろう。

ちょっとした空き時間に歩けるのが嬉しい山だ。クライミングだけじゃなく、是非とも歩いて欲しいと思う。