雪山をお得に満喫! 木曽駒ヶ岳

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店 店舗詳細をみる
日程
2016年01月15日 (金)~2016年01月15日 (金)
メンバー
友人一名
天候
コースタイム
千畳敷駅(45分)乗越浄土(20分)中岳(20分)木曽駒ヶ岳(20分)中岳(10分)宝剣山荘(40分)宝剣岳(25分)乗越浄土(25分)千畳敷駅

バス--菅の台(30分)しらび平
ロープウェイ--しらび平(7分)千畳敷
コース状況
・千畳敷カール内は朝一番だと膝上までのラッセルなのでワカンが必要です。カール内は風が弱く急登なので晴れているとかなり汗をかきます。乗越浄土直前まではハードシェルを着ない方が快適でした。

・宝剣岳は下りが特に緊張しました。鎖場のトラバースはセリフビレイをとっている方もいました。山頂は狭く千畳敷側の雪庇にも注意です。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

 以前観光で訪れた千畳敷。その時、アイゼン、ピッケルを身につけ木曽駒ヶ岳へ向かうかっこいい山ガールを目撃しました。ここは私が登山に興味を持つようになった思い出の場所。かつて憧れたあの山ガールを真似して再びこの場所に戻って来ました。
 ただでさえ遠い中央アルプスですが、今回はバス、ロープウェイ往復チケット、ホテル千畳敷の一泊二食に、下山後の日帰り温泉付きのお得なプランを利用してプチ贅沢な計画を立てました。

 駒ヶ根市内は全く雪がないのに、千畳敷に降り立つと一面の銀世界。予報通り晴れでしたが、見上げた稜線付近は時折雪煙が舞い風が強そう。歩き始めたのはお昼近くだったのでトレースはばっちり、輝く南アルプスをバックに乗越浄土までの急登を汗だくで登りました。稜線に出るとやはり強風で一気に体が冷えてしまい、動いていないと兎に角寒いので、行動食を一口だけかじり休憩なしで中岳を目指しました。
 中岳まで来ると、ようやくなだらかな木曽駒ヶ岳の頂上が見えてきます。ここから一旦下り、再び登り返して山頂となります。木曽方面は生憎ガスの中でしたが、南アルプスや八ヶ岳はばっちり。強風で顔が凍りつきそうだったので写真を数枚撮ってさっさと下りました。
 
 岩稜の宝剣岳は当初登る予定ではなかったのですが、時間があったので様子を見に取付まで行ってみました。雪はたっぷり付いていましたが、夏道の鎖は判断できたので思い切って行ってみることに。トラバース気味のルートを慎重に進み、最後は大岩をうんしょと乗り越えると、意外にもあっという間に山頂に着きました。残念ながらガスに巻かれて遠くの景色は見えませんでしたが、高度感が曖昧だったので恐怖を煽られずかえって良かったかもしれません。下りは一瞬足がすくみましたが、山頂で一緒になった別のグループの方がロープを張ってくれたので迷うことなく安心して下りることができました。

 難所の宝剣岳もクリアし興奮していた私はカールを一気に尻セードして下りました。(カール内は雪崩ることもあるので場合によっては控えた方が良いです)冷えた体をホテルのお風呂でほっこり温め、カールを見渡せるお部屋でまったり。うとうとしているといつの間にか外は満点の星空、翌朝は南アルプスからの完璧な御来光を見て、贅沢この上ない山旅を満喫したのでした。

 翌朝はたくさんの人がロープウェイを行き交っていました。中央アルプスは少し遠いですが、スノーシュー散策から縦走まで、冬でも多くの人が楽しめる山だと思います。雪山初めての方にもおすすめです!

フォトギャラリー

満天の星空。

千畳敷カールは白一色の世界。

お世話になったホテル千畳敷。

乗越浄土目指して。

乗越に出た途端に強風。

中岳と木曽駒の鞍部は風も穏やか。

頂上木曽駒神社。

寒くて笑えない。

南アルプスからひょっこり富士山。

端正な三ノ沢岳。

中岳の登り。

勇壮な宝剣岳。

ん~険しそう。

山頂は狭い。

雪庇越しにホテル千畳敷。

下りはドッキドキ。

乗越浄土まで無事帰還。正面に伊那前岳。

翌日のご来光。

モルゲンロート。

宝剣アップ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

浦和パルコ店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部