【夏合宿①】北鎌尾根~槍穂縦走(前編)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2011年09月12日 (月)~2011年09月13日 (火)
- メンバー
- 天候
- 快晴 微風
- コースタイム
- 上高地0800~水俣分岐1300~水俣乗越1430~北鎌沢出合1630~ビバーク1730
ビバーク地0300~0600独標~0930北鎌平?~槍ヶ岳1030
- コース状況
- 【水俣乗越】下りが非常に悪く、落石も激しい。もしかしたら核心部。
【北鎌尾根】岩場歩きが続くが、尾根通しでなければロープが必要とはいえないか。しかし、迷えば身動きが取れない。やはり登攀具は必携
踏み跡に惑わされず、自身の判断で最良のルートを
健脚の自身がある方以外は、必ずハードな登山靴を使用しましょう。
もちろんヘルメット・登攀具必携です。
- 難易度
感想コメント
今回は、北鎌尾根をスタートに、メンバーを入れ替えながら槍穂縦走、
さらに滝谷登攀という欲張りな山行を楽しんできましたのでご報告いたします。
私は今回、ツェルト4泊5日ということでしたが、28Lのザックで行動することが出来ました。
(道具を分担し、ペースをあわせてくれたみんなに感謝!)
まずは、最も有名なクラシックルートの一つ、槍ヶ岳の北鎌尾根から。
高速バス+タクシー(相乗り)で上高地へ。上高地からは単調な歩き。
水俣乗越からの下りは事前の情報どおり、土と岩のガレた斜面で、北鎌尾根のどこよりも歩行が困難でした。
北鎌沢の出合には既に他パーティーのテントがあったため、北鎌沢右俣を1時間ほど上がり、
程よい大岩の上でオープンビバークとしました。
(沢沿いでのビバークは増水の危険に注意!)
翌日は3時に出発し、非常に早い時間帯に稜線に達することができました。
前半は樹林帯の中を歩きますが、源治郎尾根のように藪漕ぎにはならず、非常に快適でした。
独標からは完全な岩場を歩きます。
踏み跡がたくさんありますが、どれが正しいということはありません。
自分たちが正しいと思う方向へ進みましょう。
大体の場合はロープを出す必要があるような所はありませんが、気持ち悪い場所は何箇所もあります。
メンバーの岩登りの能力に応じて、適宜確保して通過しましょう。
また、踏み跡が上下に走っている場所では、落石の危険性があります。
先行・後続パーティには十分注意してください。
北鎌平からは、槍の穂先に向かって一気に登っていきます。
核心部といわれているチムニーは、クライミングで言えばⅣ級とかボルダー5級とかでしょうか。
ザックを背負っているとちょっとイヤらしいですので、必要に応じて確保しましょう。
槍ヶ岳の頂上は混雑していましたので、すぐに通過し、南岳方面へ向かいました。
(つづく)
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。