【夏合宿④】涸沢~北穂~奥穂~前穂
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2011年09月15日 (木)~2011年09月16日 (金)
- メンバー
- 天候
- 快晴 微風
- コースタイム
- 0830涸沢小屋~1150北穂~1340最低のコル~1440涸沢岳~1500穂高岳山荘
0520穂高岳山荘~0550奥穂高岳~0730前穂分岐~0800前穂高岳~0900分岐~1230岳沢登山口~1300上高地
- コース状況
- 【北穂南稜】涸沢からの一般道ですが最も滑落・落石事故が多いところです
【北穂~涸沢岳】際どい岩稜が続きます。キレットよりも不安定な岩場が続きます。
キレット方面と比べ、岩が薄く鋭いので、ビレーグローブのような上部で滑りにくい手袋がお勧め。
激しい落石を何度か目撃しました、ヘルメットを積極的にかぶりましょう。
脚に自信のある方以外、アプローチシューズやトレランシューズは選択すべきではありません。
- 難易度
感想コメント
快適な涸沢小屋での一晩が明け、翌日はまたメンバーチェンジして穂高連峰を目指します!
宮本は体調不良で涸沢から下山することになってしまいました。(来年行きましょう!)
涸沢から北穂へ続く北穂南稜は、ザイテングラードと並ぶメジャーコースですが、
鎖場や岩場が混ざるルートで、事故が非常に多いところです。
私たちは涸沢から少し登った南稜取付き付近から岳沢小屋までヘルメットを着用しました。
北穂から涸沢岳にかけては、高度感のある岩場が続きますね。
足元のしっかりした登山靴が安心です。
涸沢岳頂上への抜け口、奥穂高岳の稜線への登りはいずれもプチクライミングとなります。
テント泊の大型ザック、三脚などを背負う方は要注意ですね。
クライミングジムなどでトレーニングをしておけば安定した登りが出来ますよ。
穂高岳山荘では引き続き大西ツェルト泊、浅野は素泊まりとしましたが、
ツェルトは夜の強風でバタつき、ちょっと寝苦しい夜になりました。
奥穂から前穂方面へもスラブ状の岩場の通過が相次ぎます。
いずれも登山道脇はけっこうな傾斜なので、気を抜かず歩き続ける事が重要です。
紀美子平から前穂への登りは歩きと簡単な岩登りのミックスです。
比較的安定した岩場ですが、動く石も多いので注意しましょう。
前穂高岳山頂からは槍穂、涸沢、上高地まで見渡せました。サイコー!
岳沢への下りは出だしが狭い鎖場、後半にも崩れた鎖場があり、岳沢小屋までは気をぬかない。
小屋から先はもう低山の雰囲気。傾斜もゆるく、ダブルストックを取り出して軽快に駆け下りました。
お風呂はアルペンホテルで頂きました。
荷物置き場があり、お値段も登山者には優しかったです。
今回は4泊5日という社会人としては長期の山行となりましたが、
全行程で1滴の降雨も無く、とくに北面での行動が多かった前半は無風、
日のあたる後半は微風と、天気にも風にも恵まれました。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。