ずぶ濡れバックカントリー 羊蹄山

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投稿者
斉藤 裕一
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日程
2024年04月18日 (木)~2024年04月18日 (木)
メンバー
斉藤
他 1名
天候
霧雨のち曇り
コースタイム
登り 4:30
下り 3:30
上記は一般的な夏山コースタイム。

スキーでの移動の為、
実際にかかった時間は下記。
登り 4:00
下り 1:00
コース状況
総距離 9.4km
獲得標高 1480m
登山口からシール登行可能。
標高1300m辺りでシールグリップが悪くなり、
アイゼン登行に切り替えるが、
踏み抜きの繰り返しでスピード上がらず。
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

2024年、『羊蹄初め』して来ました。
ハイシーズンにも何度かチャンスがあったのですが、
登山口まで行ってブーツを忘れキャンセルしたり、
ケガで中止になったりとタイミングを逃していると、
スノーシーズン終盤になってしまいました。

同行者も同じように今年初羊蹄山。
春だし天気もそこまで良くないし、
サクッと登って、上手く行けば山頂で雲を抜けて、
雲海が見れるかなー?などと期待して行きました。

登山口に到着が9時です。
遅いですよね?そうなんです。
今回はシールを忘れて取りに帰ってました…

何はともあれ9時過ぎに登山開始。
予報通りの霧雨ですが、気温が高めで風がないので、
歩いていると全く気になりません。

標高1300m付近まで順調に登ってましたが、
この辺りでシールのグリップが悪くなります。
クラストと言うよりは急斜面で表面を削り落としてしまう状態です。
こう言うコンディションの雪質は対応に困ります。
少し間スキークランポンを装着し登りましたが、
それでも再度スリップするので、
板を担いでアイゼン登行に切り替えました。

しかし、ここからが修行でした…
スキーだと滑るのですが、シートラだと埋まるのです。
基本的に膝下、定期的にもも上まで埋まってしまう最悪の雪質の中、
標高差500mのハイクアップ。
止みそうで止まない霧雨に気づけば全身びしょ濡れ。
さらにスキーブーツは防水ではない為、
ザクザクの雪が解けて浸みこみ靴下が絞れるくらいずぶ濡れです。

気温が高く風も弱かったので、なんとか山頂まで辿り着き、
体が冷える前に着替えを済ませ、すぐさま滑走開始です。
残念ながら期待していた雲海も見ることが出来ず、
視界の悪い中ドロップです。

滑り始めた辺りはストップスノーで全く気持ち良くありません。
やはり山頂付近は雪だったようですね。
200m程標高が下がった辺りから板が走るようになり、
気持ち良く滑れるようになりました。
下山ルートを外さないようにしながら約1時間で下山。
山頂で着替えたとはいえ、
濡れたブーツに冷やされた体を温めに京極温泉に向かいました。

~お立ち寄りスポット~
京極温泉 入浴料600円

☆服装・装備について☆
ウェア類…
インナー(ファイントラック:ドライレイヤーベーシック)
ロンT(化繊)
フリース(グリッド系)
ハードシェル(ジャケット)
ウインドシェル(Rab:QWB-48)
スポーツタイツ(厚手)
ハードシェル(ビブパンツ)
ソックス(スマートウール:スキーフルクッション)
ニット帽(シェアデザイン:オリジナルロゴビーニー)
バラクラバ(薄手)

その他の装備…
バックパック(BC用45L)
登れるスキー道具一式
ビーコン(BCA:トラッカー2)
プローブ(ブラックダイアモンド:クイックドローカーボン300)
ショベル(ブラックダイアモンド:トランスファー)
アイゼン(ブラックダイアモンド:ネーベプロ)
ピッケル(ブラックダイアモンド:レイブンウルトラ)
常温ボトル(ナルゲン:500㎖)
保温ボトル(サーモス:山専ボトル750㎖)
サングラス(スワンズ:スノーフィールド)

フォトギャラリー

羊蹄山BC。

駐車場から真っ白です。

さて登り出し。

登山口。ここからスキーが履けますね。

まだ雪があって良かった。

一合目。頂上めざしてガンバロウ。

本格的に雲の中に入って来ました。

真っ白です。木がなければホワイトアウトかも。

少し視界が良くなったかな?

標高1200m付近。雪が解けて木が出て来ています。

スキー登行を諦めアイゼン装着。

かなり埋まります。

1800m。まだ木が出てます。

最後は岩場を歩きます。

もうちょっとだー!

なんとかピークハント。

疲れ切った私の顔。

滑ると元気になります。

二坊目くらいまで下りて来て、やっと視界が良好に。

前日はこんなに天気が良かったのに。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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