札幌の名峰をスキーで縦走
- 投稿者
-
斉藤 裕一
サッポロファクトリー店
- 日程
- 2024年04月04日 (木)~2024年04月04日 (木)
- メンバー
- 斉藤
他 1名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 駐車場 → 喜茂別岳 2:00
喜茂別岳 → 並河 岳 1:00
並河 岳 → 中 岳 1:00
中 岳 → 無意根山 0:50
無意根山 → 長尾 山 1:20
長尾 山 → 千尺高地 0:20
千尺高地 → 駐車場 0:20
※夏山ルートを大きく外している為、
実際にかかった時間を記載。
- コース状況
- 総距離 18.5km
獲得標高 1600m
時間、斜面方位で雪質は変化。
雪崩リスクがややある箇所も存在。
千尺高地から豊羽鉱山へ向かう上部はパウダースノー。
しかし鉱山付近にはヒグマの痕跡あり。
- 難易度
感想コメント
お互いのケガ等で先延ばしになっていた友人と、
近場でロングBCを計画。
早朝に定山渓の奥、豊羽鉱山に車を一台デポし、
中山峠を越えて国道沿いの駐車スペースから、
喜茂別岳→並河岳→中岳→無意根山→長尾山→千尺高地と
繋いで車のある豊羽鉱山に下山。
まだまだ本調子ではない体で不安もありましたが、
途中までは行った事があり、
なんとなくイメージも出来ていたので、
今現在の回復状況を知る意味でも決行する事に。
まずは喜茂別岳を目指しますが、
とにかく天気が良い☀
しかし気温も高く風もない為、
病み上がりの私はかなり体力を消耗します。
それでも見晴らし台に着くと、
大きな羊蹄山が見え、元気づけられ約2時間で到着。
ここまで来れば、あとは大きな登りセクションはありません。
まずは一本目の滑走開始。
思って以上に滑り安い雪質。
ですが、あまり標高を落とすと登り返しがきつくなるので、
途中からはトラバースしてコル付近でシールを貼り直して、
次のピークである並河岳に向かいます。
並河岳にはピークの看板がありませんでしたが、
ここでも羊蹄山が存在を発揮して来ます。
羊蹄山にパワーを貰い、すっかり元気になったので、
ろくに休憩もせずに二本目の滑り出し。
今回も同じようにあまり標高を下げないように滑った後、
中岳方面へ登り返しです。
初登頂の中岳はいつもは風が強く視界不良になる事が多いようですが、
今回はやや風がある程度で視界は良好。
晴れ男の本領発揮ですね。
中岳山頂で少し休憩し、今回の本丸無意根山へ向かいます。
中岳から無意根の間の下りは斜度が緩く、
滑ってもそこまで気持ち良くないだろうと思い、
シールを貼ったまま滑走。
コルからの登りもスムーズに進み、
一時間かからずにピークハント。
そして一番滑りたかった東斜面を狙います。
雪庇切れ目を慎重に探しドロップ。
上部の急斜面はやや不安のある雪質でしたが、
中腹からはフィルムクラストの大斜面で
最高の滑走が出来ました。
東斜面を滑り終わった後は、
ボトムで自分たちのトラックを見て余韻に浸りながらのコーヒーブレイク。
そして、長尾山→千尺高地と繋いで下山滑走。
なのですが、ここでまさかのサプライズ!!
千尺高地からの下山滑走上部が北斜面の樹林帯の為、
日射の影響を受けずにパウダースノーが残ってました!!
感動の下山滑走の後はルートを見失わないように
慎重に豊羽鉱山の駐車スペースへ向かいます。
あと少しの所でヒグマの足跡を発見し、
最後の最後で少し緊張感が走りましたが、
熊スプレーも携帯しているので落ち着いて行動し、
無事下山する事が出来ました。
ずっとやってみたかったルートだったので、
リハビリ中と言う不安なコンディションの中でしたが、
無事達成する事が出来ました。
ずっと天気も良く、風も弱く、天候に恵まれたのが勝因ですね。
これからもよろしくお願いします。
~お立ち寄りスポット~
豊平峡温泉 日帰り入浴1000円
☆服装・装備について☆
ウェア類…
インナー(ミレー:ドライナミックメッシュ)
ロンT(化繊)
フリース(グリッド系)
ハードシェル(ジャケット)
ウインドシェル(Rab:QWB-48)
スポーツタイツ(厚手)
ハードシェル(ビブパンツ)
ソックス(スマートウール:スキーフルクッション)
ニット帽(シェアデザイン:オリジナルロゴビーニー)
バラクラバ(薄手)
その他の装備…
バックパック(BC用45L)
登れるスキー道具一式
ビーコン(BCA:トラッカー2)
プローブ(ブラックダイアモンド:クイックドローカーボン300)
ショベル(ブラックダイアモンド:トランスファー)
アイゼン(ブラックダイアモンド:ネーベプロ)
ピッケル(ブラックダイアモンド:レイブンウルトラ)
※アイゼン、ピッケルは念のため携行しているが使用せず
熊スプレー(カウンターアソールト)
保温ボトル(サーモス:山専ボトル750mℓ)
サングラス(スワンズ:スノーフィールド)
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。