奥日光 日光白根山 ~山はまだ春遠からじ~

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投稿者
大島 幸
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日程
2016年03月01日 (火)~2016年03月02日 (水)
メンバー
単独
天候
曇りのち晴れたが強風/吹雪のち雪
コースタイム
湯元スキー場(50分)リフト終点(140分)外山コル(100分)前白根山(30分)五色沼小屋

五色沼小屋(50分)前白根山(50分)外山コル(75分)湯元スキー場
コース状況
踏み跡は風と降雪でほぼ消えていた。
・白根沢右岸尾根 雪が少なくギャップに注意。要アイゼン。
・外山コル~前白根山 わかん、スノーシューがあれば多少楽。一部冬道なので下り視界不良時は尾根を間違えないように
前白根山付近は強風で有名。強すぎて動けなくなることも
・前白根山~五色沼小屋 夏道を追う。道標は冬も見えるのでよく見ること。五色沼に降りる道はわかりづらい。
難易度
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感想コメント

いつも通り 湯元温泉からアプローチ。
予定は3/1 五色沼小屋へ 3/2 錫ヶ岳ピストン(12時間くらい) 3/3下山
高気圧の位置取りが少し変わるだけで大きく天気が変わってしまうので
現地状況判断。少なくとも三日目は落ち着いてくるはず。

そんなわけで 今回はがっつかない感じで登山開始!
スキー場では地吹雪状態でした。早く右岸尾根に取り付きたい。

スキー場を登りきると風は弱くなる。
今年は大幅に雪が少なく最近気温も上がっていたので
リフト終点からアイゼンを着用して登り続けます。
まっさらな雪の下の踏み跡から外れると深く潜ってしまう場所に難儀しながら
ゆっくりマイペースに外山コルまで登っていきます。
右岸尾根は急なので注意してください。

外山コルからは例年は夏道を無視して冬道たる尾根通しに歩くのですが
雪が少なく枝に悩まされることなく夏道をしばらく追えました。
天狗平へトラバースする場所まで来たら夏道をまた無視して尾根を直登。
地図上の標高点2,325mを真っ直ぐ目指す感じです。

2,325mは振り替えると日光連山を同じ視線に。奥日光を眼下に見渡せる良い場所!
下りの時は、見慣れていないと間違えてしまうかも?気をつけてください。

そして、また風が強くなり出します。
強風の名所たる前白根山が目前です。
この日は風速10mくらいでしょうか?手に持った山名板が風で煽られます。
ささっと記念撮影をし小屋へと下ります。
目の前には強風とガスに包まれた日光白根山が。

白錫尾根を小屋へ直接降る道を指し示す道標まで進み夏道を追いわずかで五色沼小屋です。

冬季入り口が壊れていました(汗)
レールが折れてしまい立て掛けてあるだけの状態です。
比較的風の弱い場所なので飛んで行くことはないでしょう。

小屋内は整頓されきれいな方ですので、汚さぬよう心掛けて使わせてもらいましょう。

未明、外を見ると視界20mの強風。
予定では錫ヶ岳を目指すことになっていましたが断念。様子を見ます。
8時になっても状況は変わらないので白根隠山、日光白根山も諦め下山しましょう。
雪山は割り切りが大事でしょう?

前白根山付近は昨日よりも風が強く 時々耐風姿勢を取りながら風の弱まる呼吸を読み抜けていきました。

視界があまり良くないので進路に注意しながらスキー場まで下山。

予定を半分もこなせなかったけれど 雪山を楽しめました!

状況が良ければ日帰りでもルートによっては山頂を踏める良い山ですが さすが2500mの山。
牙を向いたら厳しいです。
オススメの一座ですが無理せずに登ってください!
下山後、是非 硫黄泉の湯元温泉で疲れを癒してください!

フォトギャラリー

初日は午後から晴れた。が風は強い。

湯元バス停。日光の終点。

スキー場内を進みます。今日は強風のためお休み。地吹雪がきつい。

2000mも過ぎると晴れてきた。

冬道。真っ新だった。

2325m地点 振り向けば日光連山

奥日光が見下ろせます。遠くに筑波山が見えます。

足跡一つ。雪山でこうあるとうれしい。

前白根山と日光白根山。本峰は暴風の中の様だ

前白根にて。風が強くてアングルなんて関係ない。

飛ばないように置いておきましょう。

明日はすっきりとするかな?

白錫尾根のこの看板から小屋へ降りていきます。

五色沼小屋。冬季口が壊れてる…ガラス窓が立て掛けてあるだけです。

小屋の中はキレイ。数年前よりも格段にきれいになっている。

翌日。夜明けから吹雪く。数時間待っても回復する気配がないので撤退。

うわー これは寒いわー。

日光エリアではこのマーキングをよく目にする。

帰り道。2325mの先。このブリキで左の尾根に。まっすぐは緑滝あたりへ降りてしまうので注意!

スキー場は今日は営業していました。暖かい。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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