竜頭山とミツマタ桃源郷【新城・設楽町】~奥三河は春~

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年04月08日 (金)~2016年04月08日 (金)
メンバー
天候
曇り
コースタイム
鳴沢ノ滝駐車場(15分)登山口(50分)小竜頭分岐(15分)小竜頭(15分)小竜頭分岐(20分)竜頭山(20分)大竜頭(5分)展望地(60分)鳴沢ノ滝駐車場
コース状況
小竜頭への分岐までは傾斜があり、落葉でのスリップ、落枝での転倒に注意。
大竜頭の岩場は注意喚起されているように事故が起こりやすそう。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

見どころやいい山はあるのに、首都圏や関西圏から遠いため注目されにくい不遇(?)の奥三河の自然。そんな奥三河に先日Yahoo!ニュースで

「新城にミツマタの大群落がある」

という内容が掲載されていました。場所は秘密ということですが、調べると概略図があったので、ミツマタを目当てにしつつ群落地の近くで旬の花が見れそうな竜頭山(りゅうずやま 標高752.3m)に登ってきました。
ちなみに浜松にも竜頭山がありますがそっちは「りゅうとうざん」です。

新城市と設楽町の境にある竜頭山は、浜松からだと2時間ほど車を走らせて鳴沢ノ滝がある駐車場からスタート。登山口は分かりづらく、県道沿いの民家の脇を通り、橋を渡って小さな標識を目印に登っていきます。この時電気柵が足元にあるので注意です。

登山口を過ぎるとすぐに渡渉します。川幅は狭いですが、苔むした岩の上を歩くので慎重に。渡渉後、狭くクモの巣が張り巡らされた細し尾根を登り、少し開けくると意外な急斜面になります。登り詰めたら小竜頭と竜頭山の分岐。まずは小竜頭へ。

15分ほど歩くと展望の開ける小竜頭に到着。目の前に去年登った大鈴山や特徴的な山容の平山明神山が見えます。

引き返して竜頭山へ。ほぼ平坦の退屈な針葉樹の中を歩きます。途中林道が出てきて拍子抜け。さらに何もない山頂に嫌気がさす。

早くミツマタ群落を見に行きたいと思いつつもさらに奥の大竜頭へ。ここは滑落事故も起こったという岩場もあります。修験道だったこともあり、大竜頭には当時のままの石仏があってなかなか面白いです。
大竜頭を少し下ったところが今回一番の好展望地。ここは両端が深い谷になっていて事故が起こるのもわかるような気がします。もし展望地に行かれる場合は滑落とともに物をお落すのにも注意です!

大竜頭の辺りでイワカガミが群生していたり、アカヤシオやホンシャクナゲが満開になっていたりとちょっと面倒ですが、一番見どころが多い場所です。
良いこと書くばかりがレポートじゃないので酷評も。大竜頭以外は展望もなく退屈な山歩きが待っています。

来た道を引き返して駐車場へ。15kmほど車を走らせ今回一番のお目当てのミツマタ群落へ。
自生ではなく管理されての群落ですが、ちょうど満開でミツマタの匂いが充満していました。スギ林の中に大群落がある状況もなかなか乙な光景でした。

フォトギャラリー

スギ林の中にミツマタ群落。異様な光景。

小竜頭と桃の花。

川沿いのサクラは満開。

登山口へは民家の横を抜けてこの橋を渡ります。分かりにくい。

登山口から100mほど上がったとこで渡渉します。

ササに囲まれた細い尾根を行きます。クモの巣と格闘。

ササ道を抜けると少し開けてきます。

小竜頭と竜頭山への分岐。まずは小竜頭へ。

「小竜頭制覇おめでとうございます」「あまり嬉しくないですが・・・」

小竜頭からの眺め。

手前の紫のツツジがミツバツツジ。奥のピンクがアカヤシオ。

引き返して竜頭山へ。林道に出るんかい!

面白味もない竜頭山山頂。「登頂おめでとう」だと!?

大竜頭へ。滑落事故も起きたという岩場が出てきます。

大竜頭に古い石仏が。歴史を感じます。

大竜頭を下ったところが好展望地。両端は結構深い谷です。

イワカガミがちらほら。

シャクナゲと墓碑。

駐車場に戻って鳴沢の滝も見に行ってみました。

登山終了後、15kmほど車を走らせ秘密のミツマタ群落へ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部