学能堂山(がくのどうさん)　関西百名山　ベニバナヤマシャクヤク

三重県と奈良県の境、三峰山系北部に位置する学能堂山(がくのどうさん)。
関西百名山のひとつで、岳の洞山とも書きます。

普段はひっそりとした素朴な山ですが、この時期ばかりはあるお花を求めて賑わいを見せます。
そのお花が「ベニバナヤマシャクヤク」

見た目はとても野草とは思えない華やかなお花です。
ふつうの白いヤマシャクヤクは、わりといろんな山で見られますが、このお花は特別。
奈良県では絶滅寸前種、環境省では絶滅危惧II類（ＶＵ）に指定されている貴重な花です。
奈良県では他、観音峰にも咲きます。

林道から山道に入ると、植林の中の急坂を登ります。
山頂に着くと大展望が待っており爽快！
草木が全くないので３６０度さえぎるものもないのです。

そして、はじめて見ました！山頂東側の斜面に咲く紅色のまるいお花。
花びらは閉じてしまっているものがほとんどでしたが、
それでもとても可愛いです(^^♪

神末上村に下りると伊勢本街道を歩いて、もとの駐車地に戻りました。
雨が途中から降ってきましたが、舗装路では折り畳み傘が役立ちますのでおすすめです。