初夏の北蔵王縦走コース(山形県)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年06月21日 (火)~2016年06月22日 (水)
- メンバー
- 天候
- 1日目:晴れ午後霧と雨 2日目:晴れ
- コースタイム
- 1日目:関沢(60分)笹谷峠(90分)カケスガ峰(70分)雁戸山(60分)南雁戸山(60分)八方平避難小屋
2日目:八方平避難小屋(110分)名号峰(20分)追分(110分)熊野岳(50分)地蔵山(15分)蔵王ロープウエイ山頂駅
- コース状況
- 関沢~笹谷峠までの道は、刈り払いされないのか間に合っていないのか分かりませんが、草が伸びきっている個所があります。
笹谷峠から八方平避難小屋までは、不便さを感じる所は無いと思います。
ガレ場でガスられると、方向が分かりにくくなるので注意が必要。
- 難易度
感想コメント
昨年末に敗退した北蔵王縦走コースを、リトライしてきました。
昨年から何回も歩いている関沢~笹谷峠。
草がものすごーく伸びていました。
全箇所ではないのですがとても元気に伸びています。
アザミなどあるととても痛いので、
注意が必要です。
笹谷峠到着、ここから雁戸山に向かう登山道を進みます。
笹谷峠には駐車場があるので、マイカーで来られる方々は
ここまで入れます。
今日も数人の方が、ここに車を止めて登山開始です。
雁戸山にしても山形神室にしても、
ほとんどの方は日帰りです。
そんな中、65リットルのザックを背負っている私は嫌でも目立つ!
「お姉さん、どこまで行くの?」
顔を合わせるすべての方から声をかけられます。
「八方平で泊まって・・・」
まで言うと皆さん
「おお!縦走かぁ、すごいなぁ~」
なんて言いながらスタスタと進んでいきます。
皆さんがたどっている経路を私も進んで行きます。
周りのお花を眺めながら、荷物の重さに振り回されない様にじっくり進みます。
蟻の戸渡りは、ロープがはってありますし、垂直といえど岩がしっかり出ているので
慎重に進んでいきます。
3か所ほど岩場を過ぎた辺りから少し霧が出てきました。
そして、雁戸山山頂到着!
霧が出ているのもあって、先を急ぎます。
次の目的地、南雁戸山までは滑りやすい道と急登があります。
ゴツゴツした岩がたくさん出ているので、足元に注意しながら進みます。
そして、南雁戸山山頂到着!
更に霧が濃くなり、景色は見えなくなってきているので
更に先を進みます。
夏草で生い茂った道をズンズン進んでいくと
急にばぁっと開けたガレ場に出ました。
霧は深くなってきているので、進む方向が分かり辛くなっています。
「ん~・・・」
あちらこちらを行ったり来たりしているうちに、遠方から嫌~な音が・・・。
ゴロゴロゴロ・・・
いかーん!雷だぁー!!
ここはよりによってガレ場だぁー!
オロオロしている時間はなく、
GPSを使って急いで避難小屋に向かいます。
急ぎ過ぎて、いったん避難小屋を通り過ぎてしまいました(´▽`*)。
八方平避難小屋はキレイなお手洗いがあり、
食事をする場所と寝る場所もそれぞれあって
大変過ごしやすい小屋でした。
小屋に到着した30分後、
ドバーッ!と大雨が降ってきました。
おお!。ぎりぎりあっぶなかった~。
翌日。
空を見ると良い天気です。
朝ごはんを食べて出発です。
雨は止んでいるものの、周りの木々や草はびしょびしょに濡れています。
特に草は結構伸びに伸びているので、
雨具は着ていた方が良さそうです。
名号峰から先は、更に青空です。
先程までのびしょびしょになっていた草木とは変わって、
カラッとした大地に変わって行きます。
木々が低くなり、コマクサが顔を出したり、
そんな変化を見ていくうちに
蔵王(熊野岳)山頂到着です。
熊野岳はいつも風が強いのですが、
幸いこの日はお釜周辺は風が弱く、
エメラルドグリーンのお釜を見ることが出来ました。
とても満足した北蔵王縦走、
自然を大満喫できました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。