乗鞍高原 富士見岳

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投稿者
田中 祐士
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日程
2016年08月12日 (金)~2016年08月12日 (金)
メンバー
家族
天候
快晴
コースタイム
乗鞍高原観光センター-(バスで40分)-県境前臨時バス停-(30分)-富士見岳-(15分)-県境前-(5分)-畳平-(バスで40分)-観光センター
コース状況
夏の時期限定で運航しているご来光バスを利用したご来光登山で人気の乗鞍。その中でも、手軽に乗鞍高原や北アルプスの眺望を得ることが出来る富士見岳は、登山道も非常にしっかりと整備されており道迷いの要素はありません。しかし、登山道全体が砂利っぽいため、特に疲れが出始める下山時に足を滑らせない様に気を付けて歩いたほうが良さそうです。
難易度
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感想コメント

梅雨明け後の本格的な猛暑から逃れるべく、アルプスでの山行を計画。今回は、登山初心者の奥さんでも快適にアルプスの雄大な景色を楽しめる様にと、9合目辺りまでバスで手軽に高度を稼ぐことが出来る乗鞍を選びました。

情報を収集していると、夏の時期限定でご来光バスなるものが運航されているという事を知り、長野に向けて夜中から新潟を出発。バスの出発点となる乗鞍高原観光センターの駐車場に着くと、想像を超える車の数にビックリ。今年から始まった山の日の翌日という事も相まってか、すでに用意されていた5台のバスではその日の来場者を賄えきれなかった様で、急きょ手配された6台目のバスで何とか無事に9合目へ向かう事に。

通常のバスであれば畳平のバスターミナルで降車することになるが、このご来光バスはご来光が良く見れる長野と岐阜の県境(大黒岳と富士見岳のコル)での降車も特別に許されています。

という事で県境で降車してみたものの、予想していなかった強風で一気に体温が奪われ始めたので、慌ててフリースとアウターを着用。周囲に高い山がない独立した乗鞍は平均的に風が強い・・・という知識も、日頃の登山不足ですっかり勘が鈍っておりました。定期的にあらゆるアウトドアアクティビティの経験を積んでおく必要性を改めて実感。

ご来光が出るまでは、動いていればフリース+レインウェアで凌げる気温でしたが、ご来光まで待機している場合などは、ダウンジャケットを羽織っていても良い位でした。

ご来光を拝んだ後は、あわよくば乗鞍岳山頂まで行ければと目論んでいましたが、寝不足と気温の低下などにより高山病の兆候が互いに見られた為、山頂は次回の楽しみに残し、当初の目的であったトレッキングを楽しむことに。

ガイドブックなどでも有名な畳平の木道を周回して花を眺めながら歩いていると、身体が少しずつ高度に順応し始めた様に楽になりだしたので、とりあえず1つでもピークを踏んでおこう!という事で、展望の良い富士見岳に向けて出発。

歩きやすい岩と砂利の道を30分ほど歩くと、乗鞍や北アルプスの南部が見渡せる富士見岳山頂に到着します。陽が出た後は風も少し治まり、登っている時はTシャツでもちょうどいい位の気温でした。そのまま乗鞍山頂まで稜線上を歩んでいきたい所でしたが、下山後のディキャンプの予定が控えていた為、足早に山頂を後にしバスで帰路に着くことに。

登山者にも観光客にも人気の乗鞍。最盛期のこの時期は人混みこそ避けられないものの、乗車する人数に合わせてバスの台数を用意してくれるため、立乗りや補助席に座る事などが無いのは非常に快適で有り難いです。駐車場からバスに乗っておよそ2時間半で標高3000mまで登行でき、立山を凌ぐ利便性に富んだ山と言えるでしょう。

フォトギャラリー

乗鞍と言えば、春に訪れたい畳平の木道が有名。

ご来光バスから降車した、富士見岳と大黒岳のコル。風が通り抜けて寒すぎます。

周辺は、ご来光を待つ人々で溢れてます。

富士見岳方面に高度を上げて、ご来光を待つことに。

いざご来光!太陽の有難みを身体で感じられる瞬間です。

山頂への登山は次回の楽しみに残し、トレッキング開始!

まずは、畳平の木道を周回して体調を整える事に。

朝日に照らされた草花がとても綺麗で清々しい。

元気になってきたので、巨岩にしがみついてみたり・・。

畳平のバスターミナル。

頻繁にクマが出没しているそうなので、クマ鈴は必携ですね!

暖かくなり、少しずつ下から雲が湧いて雲海が広がってました。

富士見岳に向けて登山開始!

広々とした登山道なので、快適に歩けます。

富士見岳周辺には、駒草の群生が至る所で見られます。

富士見岳山頂!巨大なケルンが目印!

山頂からの景色。

山頂からの景色②

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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