秋の険谷:ポントナシベツ川直登沢
- 投稿者
- 小山田 隆博
- 日程
- 2016年09月20日 (火)~2016年09月21日 (水)
- メンバー
- 小山田 他1名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 20日
林道終点(1時間)吉凶橋(2時間20分)肌寒川(1時間40分)C1:co780m付近
21日
C1(2時間30分)大滝下(4時間30分)稜線(1時間30分)芦別岳(3時間)新道登山口
- コース状況
- ◎入渓まで
現在林道はゲートで閉じられており、羽沢橋から吉凶橋まで約1時間ほど歩く必要があります。
吉凶橋からしばらくは藪に覆われた林道跡を辿れますが次第に不明瞭になり滝ノ沢川手前で入渓となります。
◎ポントナシベツ川直登沢
肌寒川までは平坦なゴーロですが、この出合を過ぎると段々と沢は険しくなります。手ごわい滝が出てきて840m位からは迫力ある岩盤状のゴルジュが続く核心部となります。直登できない滝もあり高巻きとなりますが、ライン取りが難しく緊張感ある遡行が続きます。時期によっては巨大な雪渓も残ります。
1050mには本流と直登沢の二股ですがいずれ直登沢は巨大な岩盤状に滝となって流れ落ちていますが、ここは崩落等により以前とだいぶ地形が変わっているようです。この大滝は直登不能なので大高巻となりますが、この高巻きがこの沢の核心と言えるかもしれません。上部まで滝が続きますが、大滝後はさほど難しい滝は出てきません。行程が長いので沢中で一泊必要となり、テン場をどこにするかも遡行成功の大きな要因です。
ポントナシベツ岳から芦別岳までの藪こぎはうまく獣道を使うと予想よりも楽ができます。
- 難易度
感想コメント
計画を立てる度に雨で中止敗退を繰り返してきましたがようやく3度目の正直でポントナシベツ川直登沢を遡行することができました。4年前に本流を遡行しているのですがその時は核心部の大半が雪渓に埋まっていました。今回は9月中旬ということもあり、雪渓は全くなくその渓相を全て見ることができました。
岩盤状のゴルジュ、巨大な大滝、足を滑らせたらどこまでも落ちていきそうな高巻き、久しぶりの焚き火と満天の星空・・・・秋晴れの下、久しぶりに満足いく沢を遡行し、喜びに浸れた二日間でした
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。