日光 外山と毘沙門山 ～霧降高原歩道から回る 栃木百名山２座～

日光霧降高原歩道の笹が払われたと聞いた。

予定した山行は天気がいまいちなのでやめて
高原歩道を歩いて、チロリン村で天然かき氷を食べに行こうか。と出掛けてきました。

日光に着くと予報より悪そうだった。まず、外山から。
栃木百名山のひとつに数えられる山なのだが 他の山と絡めることが出来ないので
僅か、30分程で登れるにも関わらず後回しになっていたのだが
今回は、外山からそのまま尾根を北上する古道の情報を仕入れたので それを使い高原歩道へと繋ぐ。

外山の登山口までは稲荷川橋そばから案内があるが
パッと見分かりづらいものばかりなので注意したい。

登山口には鳥居が幾つか立ち濃霧も相まって良い雰囲気をかもし出していた。
少し急な斜面につづら状に道が伸びていく。手すりが出てくると山頂までは後僅か。
毘沙門堂の脇をすり抜けるとすぐ上が毘沙門様か奉られる山頂です！

天気が良ければ連山や前日光の山並みなどが山頂付近から望めるのですが
まぁ見事に真っ白。また、次の機会にでもしましょう。

さて、北上する古道の降り口はどっちだ？
地図にコンパスをあて、外山北にある鞍部の方向を定めて降下。
薄く踏まれているが急傾斜なのでハイカーの人にはオススメできません。
目標にした鞍部は明るく、そこから尾根を忠実に辿る。

高原歩道見晴らしまで上がり、霧降道路のバス停を目指す。
その頃からパラパラと雨の落ちる音がし始める。

予定を変えこれ以上は上がらず真っ直ぐチロリン村を目指すも休みだった。
(´・ω・`)定休日ではないが天気が悪いからお休みになってしまったようだ…仕方ない。
天然かき氷はお預けだ。

霧降の滝までは道路を走り下る。霧で見えそうになかったが観瀑台に向かってみる。

あ、うっすら見えた(*´ω｀)すごい水量。絶対に登れないですね。

観瀑台から少し戻り霧降川に降りる登山道に入ります。
下部に行くほど道が不明瞭になり、地形図にも山と高原地図にもない林道があり
どこを歩いていいのやら。とりあえず、林道が標高を下げていっているので それを利用。

沢のすぐそばになったところで沢伝いに古い踏み跡発見。地形的にもこれが山と高原地図の道か。
道は崩壊し、沢の中を少し歩いたりし一般的ではなく林道をうまく下るのが良さそうです。
ただ、林道には蛭が大量にいるので蛭避けは必須。

ここからは砂利道と舗装路。少し進むと滝頭の滝というのがあり見事な水量を落とす。
さらに下流に『滑床』。これは数百メートルも続く川幅いっぱいの巨大滑床。
沢靴を履いて端から端まで歩いてみたくなります。

案内にある石見を目印に進み、小百の交差点を右折。
しばらく道なりに進んでいくと山へ伸びる仕事道の入口が目に付く。
片隅に朽ちかけた茶臼山ハイキングコース入り口の案内がありました。
うっかりしていると見落としてしまいそう。注意。

人があまり入っている雰囲気のない道を登って行き　暗い植林から明るい雑木林へと変わる。
足元も土から岩と木の根が目立つようになり、斜度も増し一頑張りで山頂です。

毘沙門山の山頂は、狭い。6人もいれば狭く感じるでしょう。
雨もパラついているので足早に茶臼山を目指す。
直下は少し道が悪い。谷方向へ体が引っ張られる感じがあり慎重に下る。
茶臼山には特に山名坂もなく　うっかりしていると通り過ぎてしまいそうだった。
道の脇にケルンが積んであるのでなんとなく察せるでしょう。

茶臼山からはわずかで反対側の登山口に出る。
割と近くに『長久温泉』という温泉施設があるので汗を流すのもいいでしょう。
駅は大谷向駅か下今市駅を利用することになるでしょう。

下山後に食事を摂りたいときは、登山口近場だとレストラン　ココス、
爆弾ハンバーグ　フライングガーデンがあり、下今市の駅周辺にはラーメン屋や定食屋もあります。
おススメは駅を少し東京方面に行ったところにある『珈茶話』。
徳次郎の天然かき氷がここでも楽しめる雰囲気の良い喫茶店です。

外山から直接、高原歩道へ。霧降滝から霧降川へのコースを除けば初心者向け。