沢登り(鈴鹿、蛇谷)

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年07月12日 (火)~2016年07月12日 (火)
メンバー
天候
雨のち曇り
コースタイム
宇賀渓駐車場-(45分)-五階滝-(40分)-CS2条5m滝-(10分)-
ゴルジュ状8m滝-(15分)-CS5m滝-(140分)-二俣-(70分)-
竜ヶ岳山頂-(65分)-石榑(いしぐれ)峠-(20分)-小峠-(45分)-
五階滝-(50分)-宇賀渓駐車場
コース状況
宇賀川本流から入渓することもできるようですが、少しでも時間を短縮したい場合は、登山道を歩いて、五階滝から入渓するのがいいと思います。

全体的にやや傾斜がきつく、コース上部は滝群が終わってゴーロ歩きになりますが、息を切らせながら歩くことになるでしょう。

稜線付近はガスに巻かれると、方向を見失いやすいです。コンパスを使って、方向を確認しながら歩きましょう。この日もガスに巻かれて視界が効かなかったせいか、詰めのヤブこぎも長く感じられ、少々疲れました。

直登できる滝も多くて面白いコースでしたが、思ったより時間がかかりました。時間に余裕を持った行動をするようにしましょう。

五階滝付近の登山道にヒルがいました。僕は無事でしたが、相棒は靴やスパッツに付着していて、血を吸われました。「ヒル下がりのジョニー」を持っていった方がいいですね。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

今年一発目の沢登りということで、どこに行こうか迷いました。天気予報は雨、泳ぎ系の沢は増水が心配ということで、滝登り系の沢を探すことに。そこで、僕達が身近に感じている鈴鹿の、蛇谷という沢に決めました。

鈴鹿の沢は、滋賀県側の沢の方が水量が豊富で水も綺麗だと言われますが、この蛇谷は三重県側の沢でありながら、滝登りが面白いと評価が高めだったので、ここを攻めることに。鈴鹿セブンマウンテンの一つ、竜ヶ岳に端を発する沢で、最後は山頂に詰め上がります。そして、晴れていれば、山頂からは遮るもののない大展望が待っている・・・はずです。

当日も、車で鈴鹿に向かう間、ずっと雨。やめようかとも思いましたが、目的地の宇賀渓駐車場に近づくと、雨が弱くなってきたので、行ってみることに。

沢に入ると、雨の影響はほとんど受けず、気になりませんでした(どうせ濡れますしね)。コースはのっけから中盤まで、滝また滝の連続で、面白い!ほとんどの滝が直登できます。ただ、滝もある程度の高さがあり、「楽勝」という滝ばかりではないので、少し腕に覚えのある方が、ほどよい塩梅で滝登りを楽しめる、というレベルの沢だと思います。

今回は、今年一発目の沢だということもあってか、コースが少し長く感じ、いささか疲れました。ゴーロ地帯も傾斜が急だし、水流が小さくなってもなかなか詰めにならず、なったと思ったら急傾斜のヤブこぎが待っていて、息が上がりました。

やっとのことで竜ヶ岳山頂に着き、晴れていれば大展望が待っているはずでしたが、小雨混じりのガスに巻かれて、視界はほとんどない・・・。それでも、今年一発目の沢で、山頂まで来ることができたので、満足感は強かったです。

下りは登山道を使いますが、下山にも結構時間がかかるので、余裕を持った行動をするようにしましょう。

登り応えのある滝登りの後に、360度の大展望が待っている!蛇谷は、そんな沢登りをしたい方にはおススメの沢です♪

フォトギャラリー

入渓点の五階滝。いきなりやや大きめの滝です。

滝の右側から登ります。

滝登りメインの沢とはいえ、ゴルジュの中の泳ぎも出てきました。

CS2条5m滝。

滝の真ん中の壁から攻めました。

ゴルジュ状8m滝?

流れの右側を攀じります。

ゴルジュもちょこちょこ出てきて面白い。

CS5m滝?滝の左側から登っていきます。

逆くの字形5m斜滝?

右壁からの突破は厳しかったです。流木が挟まっていて、それをくぐると突破できました。

逆くの字滝の上部。

この滝は難しかったので、泣く泣く降りて左岸から巻きました。

だんだん水量が少なくなってきました。

水流が消えると、詰めが始まります。

詰めのヤブこぎが結構しんどい。急斜面に加えて、草がよく滑ります。

無事、竜ヶ岳山頂に到着。展望ゼロですが、何年か前の登山で、ここからの大展望を二人とも見ていますし、今回は沢で山頂まで詰めることができたので、達成感あり。

下山途中より、南(釈迦ヶ岳)方面を臨む。

石榑峠においてあった不気味なオブジェ。

石榑峠からしばらく舗装道を下り、再び山道に入ります。この長尾滝まで来れば、入渓点の五階滝は遠くない。そこから無事に駐車場に着きました。お疲れ様でした!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部