北アルプス 槍ヶ岳・北鎌尾根
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2011年10月17日 (月)~2011年10月19日 (水)
- メンバー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 1日目:上高地BT7:40→横尾山荘10:20→水俣乗越分岐13:00→水俣乗越14:10→北鎌沢出合16:30(テント泊)
2日目:北鎌沢出合5:40→北鎌のコル7:50→独標11:45→山頂16:20→槍ヶ岳山荘17:00(テント泊)
3日目:槍ヶ岳山荘8:05→天狗原分岐9:00→ババ平10:00→横尾山荘11:35→徳澤園12:50→上高地BT14:40
- コース状況
- 水俣乗越までは踏み跡ありで問題なし。
乗越から北鎌沢出合はガレ場続きで、落石あり、道も時々不明瞭。
出合より北鎌のコルまでは、急峻なガレ場が続くので気を抜けません。
右俣をすすみ、上部はガレガレで落石・滑落注意を。
北鎌のコルから独標のコルまでは、尾根沿いを歩きます。踏み跡はあるので、見落とさないように。
独標のコルから北鎌平まで、コルから一段のぼると西側のトラバースルートの踏み跡があります。トラバースを進むと、小チムニーがあり、そこから稜線へのぼり、独標のちょっと先にでました。
そこから、基本的に稜線通しを歩き、途中西側を巻いたりして、白いピークの手前は東側を巻きました。踏み跡らしきものはたくさんあるので、どれを選ぶかルートファインディングが問われます。
北鎌平から頂上基部まで大きなガレ場になり、基部から頂上までガレてたりクライミングが必要です。
ホールドやスタンスはたくさんありますが、脆い所もあるので確かめながらのぼります。
上部のチムニーを登ると、頂上の祠の東側に出てきます。頂上から下りも気を抜かず降りましょう。
- 難易度
感想コメント
今年中にどうしても行きたかった北鎌尾根ルートを登ってきました。
水俣乗越まではまったく問題なしでしたが、乗越からの下りがガレ場で斜度があって歩きにくく、おまけに北鎌沢出合まで長いので、3日間で一番疲れたところだと思いました。
2日目は、重荷を担いでの岩場歩き、クライミング技術、ルートファインディングなど、総合力が問われる1日になり、非常に内容が濃く、良い経験になりました。
一度立ち入ればエスケープルートもないので、天候が崩れたりすれば状況は一転する嫌なルートだと感じました。
ただ、今回のような天気に恵まれると景色も良く、また来たいと思ってしまいます。
3日目は特に問題なく、紅葉を楽しみながらの下山になりました。
上高地は紅葉のピークのようで、河童橋は沢山の観光客であふれていました。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。