北海道探訪記③忠別岳~白雲岳
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2017年07月26日 (水)~2017年07月30日 (日)
- メンバー
- おとな女子登山部:荻野なずな部長 取材陣2名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 4日目(29日)
忠別岳キャンプ指定地(10)忠別岳避難小屋分岐(90)忠別岳(60)忠別沼(120)高根ヶ原分岐(120)白雲岳キャンプ指定地泊
※撮影しながらのタイムです。参考程度にお願いします。
- コース状況
- ・必須装備:熊鈴、浄水器、携帯トイレ、(状況により)軽アイゼン
・高根ヶ原付近は特にヒグマが多いとされている箇所です。熊撃退スプレーがあると便利です。
・アブのような虫はいますが、蚊のような刺してくる虫はいませんでした。
・白雲岳岳避難小屋(水場有、有人、収容50人、テント泊300円/1人)
《お手洗い情報》
・忠別岳キャンプ指定地(簡易/ペーパー無)
・白雲岳キャンプ指定地(簡易/ペーパー無)
- 難易度
感想コメント
昨日停滞したため、体力は万全。
いざ後半戦へ。
本日も早出を心掛け、5時前に出発。
忠別岳避難小屋分岐まで戻ったところで朝のマジックアワーに出会いました。
演出の様な絶妙なスモーク(キリ)がどんどん晴れていき、どんよりした重い光から眩しい光へと表情を変えて行きます。
こうなったら誰が何を撮ろうが恰好良く写せるんですね。
時間にして20分程でしたが、全員のテンションがMAXになった瞬間でした。
停滞した甲斐があったと思いました。
そして本日最初のピークは忠別岳。
その切り立った山頂からの景色は北海道の雄大さと荒々しさを両方表現した様な勇ましさがあります。
こちらでも随分と撮影に費やし、なかなか(良い意味で)進むことが出来ませんでした。
そんな訳でコース中殆どが稜線歩きな事もあり、一番リラックスして歩けたと思います。
警戒していたヒグマですが、結局気配や匂いは感じられず、大きな糞だけ発見するに終わりました。
見なければ見なかったで少し寂しいような?!いやいや、助かりました。
この日は土曜日という事もあって随分登山者とすれ違いました。
ツアーの方もちらほらおられましたが、割合としては単独の方が多かったです。
それなりに日数もかかりますし、同じ力量同志でのパーティーを組むのは難しいのかもしれません。
改めて、気力や体力に加え、諸条件が揃わなければ来る事が出来ない場所なんだと感じました。
ゴールの白雲岳キャンプ指定地はかなり遠くの段階から見えていたのですが、ここでも北海道あるあるで、なかなか辿り着きません。
取材陣の方は雪解け時にしか現れないであろう小さな小川で頭からざばっと水浴びしたりして涼を取りつつ、ようやくキャンプ指定地へ。
予定より早めに着いたので、夕方から日本一標高の高い遺跡がある白雲岳へ登りました。
往復1時間程度ですが、山頂は旭岳が眼前に広がる絶景の展望が待っていますので是非ここまで来たら立ち寄って頂きたいピークです。
明日は最終日、果たして有終の美は飾れるのでしょうか?
ドキドキしてまたもあまり眠れませんでした(笑)
→④へ続く
■本日の服装
上:スキンメッシュ半袖+ウール(150ウェイト)長袖
下:オールシーズン用パンツ
■食料・水分
行動食のみ・・・大きいハードパン 1/2 ナッツ類
水分・・・1.0L
■気温
7/29 5:15忠別岳キャンプ指定地(8℃)7:忠別岳(18℃)
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。