台高の沢 東の川シオカラ谷
- 投稿者
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本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2018年08月02日 (木)~2018年08月02日 (木)
- メンバー
- 名古屋栄店 本田康之
他1名
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 大台ケ原駐車場(15分)シオカラ吊橋(120分)シオカラ谷出合(50分)ゴルジュ奥の滝下(90分)千石嵓下13m滝(60分)高巻き途中高倉滝上(70分)東の滝上(20分)シオカラ吊橋(30分)大台ケ原駐車場
- コース状況
- アプローチ
・公共交通機関は近鉄大和上市駅から奈良交通バスが1日1便(土日祝は2便)あります
・マイカーは国道169号ワサビ谷から県道40号大台ヶ原ドライブウェイで終点へ(無料駐車場200台)
①大台ケ原ドライブウェイには特に時間制限はありません。(4月中頃~11月末までが通行可能)
②大台ケ原ビジターセンターは9:00~17:00
③大台ヶ原駐車場にはトイレ・売店・自動販売機があります
④シオカラ谷吊橋までは木道や石段など整備された歩きやすい登山道です
⑤滝見尾根へはシオカラ谷吊橋より大蛇嵓方面に少し歩き、登山道が左にカーブするあたりから入ると歩きやすいです(特にマーキングはなく、地図で尾根の始まりを読み取ります)
⇒シオカラ谷吊橋からロープで塞いである左岸沿いにも踏み跡があります
⑥滝見尾根途中に大滝の展望岩があり、ここより西の滝、中の滝が眺められます
⑦滝見尾根自体は旧登山道で踏み跡はしっかりしていて、マーキングがしっかりしています
⑧沢に降り立つ手前に残置ロープのかかったやらしい悪場があり、ここが緊張します
⑨出合から巨岩が多く、その中に小滝があり超えていくだけで時間がかかります
⑩しばらくでゴルジュ帯が出てきて、一番奥にある滝は左岸の岩を登るか、直登するか、いずれもザイルが欲しい
⑪前方に千石嵓が見える13m滝は左側の快適な岩を登ります
⑫高倉滝は左岸ルンゼを上の滝を2つほど一緒に高巻きますが、それほど薮ではない
(あまり沢から離れないほうがいい、私たちは少し手前で高巻きました)
⑬東の滝も左岸ルンゼを高巻きますが、上部に滝見尾根から派生するマーキング付きの踏み跡があり、それをたどると滝の上に出れます
⑭東の滝上からは快適なナメでほどなく、シオカラ吊橋です
⑮立ち寄り湯は南西側に小処温泉があります(11:00~18:00・第2・4火曜休み・700円)
- 難易度
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感想コメント
東の川(うのかわ)は近畿の屋根・大台ケ原の水量を受け止める大河で、上流部では西の滝のある逆川、中の滝があるナゴヤ谷、東の滝があるシオカラ谷に三分します。東の川は日本百名谷の一つで下部から入渓しビバークを要しますが、今回はその一部で日帰りで行けるシオカラ谷のみを遡行しました。シオカラ谷はシオカラ吊橋より滝見尾根を下降して入渓できるので、日帰りが可能になります。
ただし、この滝見尾根は細い尾根の急下降で大峰・台高の渋い山を経験しているならいつものことで済まされますが、最後に沢の降り立つほんの数mの悪場がやらしい崖で一気に疲れます。沢に降り立つ瞬間に水にざぶんとしたくなり、ちょうど落としたペットボトルを拾うついでに浸かってみましたが、また水が冷たくて気持ちいいこと!下界は40度近くの猛暑になんと爽快なことか、今年は沢にかぎります。
シオカラ谷は巨岩との戦いで小さな滝を越えるのも一苦労で本当にルートファインディング力ですぐさまルートを見極めないと時間がかかります。シオカラ谷には3つのポイントがあり、高倉滝15m、東の滝25mの大滝は通常通リ、左岸より巻いて行きましたが、最初のゴルジュ奥の10m位の滝はロープで左岸の岩場を登って越しました。他にもパートナーを引き上げたりするのにスリングが大活躍。最後はナメを思い思い味わい、シオカラ吊橋下に冷やしておいたコーラが最高でした。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。