転んでもタダでは起きない意地のテント泊~➁黒部五郎岳

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投稿者
酒井 健
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2018年10月02日 (火)~2018年10月04日 (木)
メンバー
天候
2日:曇り時々晴れ 3日:晴れ 4日:曇り
コースタイム
2日:折立<210分>太郎平小屋<20分>薬師峠キャンプ場<60分>薬師岳山荘<55分>薬師岳<30分>薬師岳山荘<60分>薬師峠キャンプ場

3日:薬師峠キャンプ場<20分>太郎平小屋<80分>北ノ俣岳<40分>赤木岳<110分>黒部五郎岳<100分>赤木岳<40分>北ノ俣岳<75分>太郎平小屋<20分>薬師峠キャンプ場

4日:薬師峠キャンプ場<20分>太郎平小屋<150分>折立
コース状況
迷うようなことはなく晴れていれば問題ないきれいな登山道。逆に天候が悪くなると尾根道なので逃げ場がない。また、長時間のため体力と時間を気を付けて。
難易度
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  • おとな女子登山部

感想コメント

今日ははるか黒部五郎岳へのピストン。なぜ行って帰ってこなくてはならないのか!という想いが溢れるが、、、

黒部五郎岳へは距離は長いが登山道は緩やかなところが多い。
スタートは木道、木階段が続く池塘が点在する草原だ。昨日とは打って変わって雲一つない青空が広がる。左側には水晶、鷲羽、振り返ると薬師岳、そして右手には雲海の中に浮かぶ白山。こんな中を歩ける幸せ。北ノ俣岳への稜線に出ると目的地の黒部五郎岳が見える。はるか彼方へ続く登山道がわかる。遠いのぉ。

稜線にでると風が強くなりフリースを羽織った。次の赤木岳へは緩やかな下りだ。左手黒部川へと落ち込む斜面には草紅葉が広がる。とにかく360度大展望が広がるのでついつい歩を止め眺めてしまう。妻は前回歩いた時に天候が悪く全く景色が見られなかったので、本当はこんな中を歩いていたんだ、、、と感動しきり。

赤木岳の山頂を巻き中俣乗越へと急な岩場を下る。そしていよいよ黒部五郎岳への最終アタック、目の前にそびえる急登だ。石がゴロゴロした滑りやすく歩きにくい登山道をジグザグと登る。なんとなく常念岳への登りと似ている感じだ。ただひたすらに黙々と、ふと振り返ると今まで歩いてきた道のりが見えプチ感慨にひたる(笑)そうして黒部五郎の肩にでた。あと一登りは大きな岩がゴロゴロしている登りだ。黒部五郎岳は【黒部にある石がごろごろしている山】という意味らしい。まさしくゴロゴロだ。そしてついに山頂!!!なんだこの展望は。北アルプスの山々が一望できる。槍ヶ岳から穂高連峰、そして正面に綺麗な三角の笠ヶ岳。雲の平の先には水晶、鷲羽、振り返ると薬師岳に立山連峰、劔岳。そして白山。黒部五郎カールも見事だ。これだからやっぱり山はやめられない。この展望から離れがたく1時間もの間山頂を堪能してしまった。

重い腰をあげ岐路に着く。遥かはるか遠くーーーに太郎平小屋が見える。さぁ、あそこまで帰るのだ。長い道のりだがこの大展望が見られたのだから文句なし。ひたすらひたすら歩くのであった。

フォトギャラリー

はるか黒部五郎岳へと続く道のり

スタートは木道が続く草原

雲海に浮かぶ白山

池塘が点在する草原が広がる

北ノ俣岳が見えてきた

稜線にあがると黒部五郎岳がお目見え

振り返れば剣岳がお目見え

北ノ俣岳

赤木岳の山頂を巻いて続く登山道

黒部川へと落ち込む斜面は草紅葉の紅葉

少しづつ近づいている黒部五郎岳。

池塘の見える中俣乗越へと下る

いよいよ最後の急登がお目見え

振り返ればいままで歩いてきた道のりが

石ゴロゴロの最後の登り

山頂!!

絶景 見事な黒部五郎カール

槍ヶ岳と穂高連峰

後ろ立山連峰に劔岳

そして綺麗な形の笠ヶ岳

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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