日本百名山 晩夏の槍ヶ岳

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投稿者
本田 康之
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日程
2019年08月27日 (火)~2019年08月28日 (水)
メンバー
名古屋栄店 本田康之
他1名
天候
➀晴れ➁雨
コースタイム
➀新穂高温泉(50分)穂高平小屋(44分)白出小屋(60分)滝谷出合(52分)槍平小屋(53分)最後の水場(46分)千丈沢分岐(86分)飛騨乗越(10分)槍ヶ岳山荘   槍ヶ岳往復63分
槍ヶ岳山荘(120分)大曲(30分)ババ平
➁ババ平(25分)槍沢(60分)横尾(45分)徳澤(45分)明神(40分)上高地
コース状況
アプローチ
・公共交通機関は新穂高温泉までJR高山駅より路線バスになりますが、夏場は名古屋や大阪から
 直通バスが設定されています
・マイカーは国道471号栃尾から県道475号で新穂高温泉へ

①新穂高温泉駐車場はロープウェイ用は営業時間に合わせて夜間は止められませんが、登山者用は有料(1日1000円)と無料があり、24時間入庫可能。なお、最盛期は停めれず、鍋平までまわされる可能性があります
②穂高平手前で林道から登山道へ移りますが、崩壊の為、林道へ進むようにと記載がありました。
穂高平山荘側ではその記載はありません。
⑤穂高平小屋にトイレがあります
④白出谷・チビ谷・滝谷は河原を横切りますので増水すると渡れない可能性もあります
⑤白出沢出合から登山道になり、途中にヒカリゴケが見られます箇所があり、一見の価値ありです
⑥槍平小屋にトイレ・水場があります(テント指定地)
⑦飛騨沢の急坂手前に水場があります
⑧飛騨沢上部2700m付近からガレ場になります
⑨槍ヶ岳山荘にトイレ・売店があり、食事も可能(テント指定地)
⑩槍ヶ岳ピストンは下り・登りで登山道が一部、わかれます。鎖場や梯子場が3箇所あり、最後が長く、高度感があります。混雑すれば、時間待ちになりますので体が冷えることもあります。
⑪殺生ヒュッテにトイレ・売店があります(テント指定地)
⑫殺生ヒュッテ付近はガレ場の歩行になります
⑬槍沢キャンプ場(ババ平)にトイレ・水場があります
⑭槍沢小屋に水場・トイレ・売店があります
⑮槍沢小屋からよく整備された道になり、横尾~上高地は林道になります
⑯横尾・徳澤・明神とトイレ・売店・水場があります
⑰立ち寄り湯は上高地温泉ホテルや小梨平などで入れます
難易度
Google Map
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感想コメント

1828年播隆上人が初登頂し、開山したとされる槍ヶ岳(やりがたけ・3180m)は日本百名山の一つで5位の高さで鋭角に天を突く岩峰は誰もが憧れる山容で、四方に北鎌・西鎌・東鎌の尾根と槍沢・飛騨沢などの沢を伸ばす氷河地形の典型。
槍ヶ岳に登りに行くのは実に25年ぶりに行きますが過去の記憶はあまりありません。マイカー規制のある上高地からではどうしても早立ち出来ないため、新穂高からの右股を選択し、暗いうちに出発、もう晩夏ということで肌寒い。上高地からの登山道で比較するに同じような位置関係にある槍沢・槍平までの登路は新穂高からの槍平までのほうが傾斜がありきつく、それ以降は槍平からあがる飛騨沢の方が歩きやすい感じで距離感も短いです。槍沢は上部から槍ヶ岳を見ながら歩くのに対して、飛騨沢は飛騨乗越に立って初めて槍ヶ岳の勇姿が見られ、いきなり現れますので感動するのではないかと思います。今日は特に涼しく、飛騨沢ではトリカブトやトウヤクリンドウやウメバチソウなど秋の花が揃ってきました。
明日は悪天候なのが明白で、槍ヶ岳山荘には12:30くらいに到着したので、今日中に槍沢まで降りてしまおうということで、すぐに槍ヶ岳へのピストンに向かいましたが、幸いなことに今日は登山者が少ないようで時間待ちはほぼなしで済みました。鎖や梯子がたくさんかかっていますが、以前より下り・登りのルートが分かれているようで登りやすかったです。予定では東鎌下降でしたが、夕方より雨予報で少しでも早く下れる槍沢ルートを選択し、ゆっくり下降、槍ヶ岳を背にして、何回も振り返っては画像に収めました。
予定通リ槍沢には17時までに到着、テントを張った直後くらいに雨が降ってきたので、事なきを得ました。天気予報通リにこれよりずっと雨が降り、あくる朝は結構、強くなっていました。出発するときに東側の山から滝のように流れ出る姿、増水した槍沢を見るとかなり降ったのだろう。これから下る登山道が心配になり、ゆっくりもしてられません。槍沢ロッジ手前の小沢は増水して、むずかしい渡渉になっていて、昨日の渡渉点などはひどいことになっているかと思うと選択が間違ってなかったと思われます。槍沢ロッジからは整備が行き届いた登山道なので安心、橋のある二ノ俣・一ノ俣も問題なしで歩行もスムーズで思ったより早く下山できました。
帰って知ったことですが、新穂高側の白出沢や滝谷は増水がひどく、渡渉困難になったそうです。

フォトギャラリー

槍ヶ岳

白出沢出合

槍平へ標高を上げていきます

槍平小屋

森の中へ

このあたりから槍ヶ岳山荘が見えます

ウメバチソウ

鏡平と笠ヶ岳の稜線

近くなりました

最後はガレ場

飛騨乗越から表銀座

飛騨乗越から槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘のテント場

槍ヶ岳最後の長い梯子場

槍ヶ岳3180m

鎖場もあります

殺生ヒュッテ

槍沢上部から槍ヶ岳

槍沢を下ります

荒れる梓川 決壊しそうだ・・・・

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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