山梨県勝沼 大善寺から甲州高尾山

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投稿者
中澤
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日程
2018年10月03日 (水)~2018年10月03日 (水)
メンバー
友人1名
天候
コースタイム
勝沼ぶどう郷駅ー(タクシー10分)ー大善寺ー(40分)ー鉄塔ー(90分)ー甲州高尾山ー(30分)ー分岐ー(40分)ー大滝不動尊分岐ー(10分)ー大滝不動尊ー(90分)ーぶどうの丘
コース状況
台風の影響で倒木多く危険です。特に大滝不動尊から甲州高尾山への登山道は通行不可に近いです。
難易度
Google Map
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感想コメント

勝沼にある大善寺で5年に1度の御開帳だったので、秘仏を拝んでからハイキングをしてみようと思い中央線に乗ってでかけてきました。大善寺の秘仏は薬師如来と脇侍の日光・月光菩薩ですが、めずらしいのはぶどうを手に持った薬師如来だというところです。昔からぶどうが薬として扱われてきた歴史と伝承により、平成に入ってからの後補らしいのですが、ぶどうの産地勝沼らしい薬師如来ですね。
大善寺は不動明王も祀っているらしく、護摩木を焚いて燻され鈍く光った薬師像は、山の麓の寺院らしい密教的雰囲気がありながらも穏やかなお顔で、和やかなかわいらしい薬師さんでした。特別なご朱印(護摩木も一緒についてきます)もいただくことができますし、2018年10月1日から14日まで拝観できますので、興味のある方はぜひ行ってみて下さい。

大善寺の裏に甲州高尾山へのハイキングコースがあり、逆ルートのほうが道はゆるやかだったのですが今回は先に大善寺に行きたかったのでここからスタートして大滝不動尊まで下ることにしました。大善寺の裏はぶどう畑になっているようで柵を開けて急登をひたすら登ります。この時点でここを下ることは困難なことがわかり、今回のルートは正解だと思いました。鉄塔までひたすら登ること40分。しばらくアップダウンが続き意外と山頂が遠い。そしてだんだん倒木が増えてきて歩きにくくなっていきました。3日前の台風の影響でだいぶ大木が倒れて道がわかりにくくなっている場所もありました。予定よりだいぶ時間もかかってしまい、富士見台までは行かずに大滝不動尊方面の道をとると、1本の道のすべてにほぼ大木が倒れていて途中で道が合っているのかすらもわからなくなりそうになり、グーグルマップで現在地を確認しながら移動しました。
大滝不動尊からは、行きに乗ったタクシーの運転手に「帰りも電話してもらえれば行きますよ」と会社のティッシュを渡されていたので電話すると「そこまでは行けません」とのこと。どこまでなら来られるのか聞いても要領を得なかったので諦めて歩いていると、林道には落石や倒木が多く、かなり土砂が崩れて電線を巻き込んで小山のようになってしまっている箇所もあり、タクシーに断られた理由がわかりました。
現地調査に来たらしいヘルメットをかぶった人々は、こんな状況の中で山の向こうから歩いてきた人間がいることにぽかんとしていました。我々と目が合うと「自己責任で通って下さい」と電線を指摘しながら小山の中を誘導してくれました。繰り返される倒木に参ってきていた我々は人に合えただけですこしほっとして、最後の激しい道を通過し、勝沼駅近くの温泉施設「ぶどうの丘」まで小走りで歩きました。

ぶどうの丘は温泉、レストラン、ワインの試飲や購入、宿泊もできる複合施設です。だいぶ前にワインの試飲だけしたことがあり、種類がものすごく多かった記憶があります。ほったらかし温泉風の展望露天風呂がある温泉に入った後、横の飲食スペースでビールを飲み、最後にお土産屋でワインを購入。勝沼は山梨のワイナリーでは中心的な存在で、ワイン好きの友人は毎年それだけのために勝沼を訪れているので、おすすめを聞いて重川とまるきというメーカーの白ワインを購入しました。日本のワインはすっきりしていてくどくなく、和食にも合うので普段の食事にも使えます。友人はフルボトル2本にさらに一升瓶を買おうかけっこう悩んでいたのですが、重すぎるし、どうせ来月買いつけに行くんでしょと忠告すると断念していました。最後にワインが買えて友人も満足し最終的にいい思い出になりましたが、台風の後は倒木情報に気をつけて登山をたのしんでください。

フォトギャラリー

大善寺

秘仏薬師如来の特別ご朱印

お寺の裏からハイキング

かなり急登

鉄塔までは急登です

台風の影響で倒木が目立ちます

稜線上は展望いいです

倒木多いです

だんだんやばくなってきました

15分のところに40分くらいかかりました

あの滝まで行けば帰れる!

大滝不動尊

無事下山できたことに感謝しました

最終、林道が電線まきこんで土砂崩れ通行止めでした

そろそろ収穫の時期ですな

日本最古のワイナリー、まるきのワンカップワインを車内で飲み落ち着く

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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