長尾山~砥石山 / 京都北山
- 投稿者
-
上田 哲也
グランフロント大阪店
- 日程
- 2018年10月15日 (月)~2018年10月15日 (月)
- メンバー
- グランフロント大阪店:上田
- 天候
- 晴れ/曇り
- コースタイム
- バス停・大覚寺~20分~嵯峨天皇稜・登山口~20分~京見峠~20分~長尾山(296.1m)~40分~砥石山(314m)~20分~長尾山(296.1m)~15分~京見峠~15分~直指庵・登山口~20分~バス停・大覚寺
- コース状況
- 登山道は非常に歩きやすいですが、複数の枝道が錯綜していて迷い易いです。
水場:なし
WC:なし
- 難易度
感想コメント
京都北山にある長尾山から砥石山まで歩いてみました。
バス停・大覚寺から出発して、嵯峨天皇稜の登山口から入山。登りはじめてすぐの分岐を右手に進み、歩きやすい登山道を登って行くと、所々に展望の良い場所があり京都市内が眺められます。道なりに進んで行くと朝原山の稜線道と合流し、京見峠へ到着。
京見峠から少し登ると、長尾山の山頂に到着。三角点あり、展望は少し下った所が良いです。気温22度で爽やかな風が気持ちよい。山頂から尾根伝いに北上すると、小ピークの取り付き部の左側に岩場あり。降りてみると坑道跡がぽっかり穴をあけており、採石した砥石の残骸が散乱していました。
台風で倒壊したアンテナのあるピークからは、菖蒲谷池が望めました。さらに進んで行くと、これまた台風で破壊された祠があり、砥石山の山頂直下の岩場に到着。砥石を採掘した為か自然風化の為か、崩れ落ちた石が大量に堆積していました。岩場を登り倒木を越えた所で、砥石山の標識を発見。三角点なし、展望は少し下った所にあり。
鎌倉時代、本間一族が砥石を採掘していた山を略して本山と呼ぶようになったといい、高級な合砥(仕上げ用の砥石)を産出するのが京都周辺だけだった事から京都産の天然砥石は正本山と呼ばれ重宝されたそうです。菖蒲谷の天然砥石は刃当りが良く、研磨力に優れていた事から、刀剣用に古くから採掘されたそうで、数百年の歴史の重みを無名の岩場に感じさせられました…。
帰路は京見峠から別ルートで下山しました。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。