高島トレイル№2(滋賀県・高島市)

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2018年11月22日 (木)~2018年11月23日 (金)
メンバー
おとな女子登山部:荻野なずな部長
天候
コースタイム
■1日目
水坂峠(70)二の谷山(60)桜峠(15)行者山登山口(75)行者山(45)横谷峠泊

■2日目
横谷峠(30)横谷口バス停
コース状況
・中央分水嶺高島トレイル詳細マップ(1,000円)、地形図、GPS、ネットの写真付山行レポートを持参しました。
・林業者のピンクや黄色のテープがありますが、高島トレイルの黄色テープを探して下さい。今区間はテープはしっかりと付いています。
・水場・お手洗いはありません。
難易度
Google Map
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感想コメント

先日に引き続き高島トレイルに行って来ました。
2泊3日の予定に加え予備日も1日付けて今回でカタをつけるつもりでしたが、
天気予報は3日間共に雨~曇り。厳しい山行になりそうです。

先輩に先日リタイアした位置まで送って頂きリスタート(ありがとうございます)。雨が強くなる中、気持ちを奮い立たせて出発です。

雨だったのでほぼ会話せず黙々と歩いたので、急登も集中して歩けコースタイムよりやや早いピッチとなりました。ただ、防水仕様ではないカメラでは写真もほとんど撮れず、景色もお預けです。

二の谷山に無事登頂し、桜峠を目指しますが、最後の下り部分は50m程東を歩いていたようで道がかなり悪かったです。
びしょびしょでお腹も空いていたのでいったん道路沿いにある廃屋の玄関口で休憩を取り、再度行者山を目指します。

雨は降ったり止んだりでなかなか止まず、しっかり対策はしてきましたがベースレイヤーが半分くらい濡れているのを感じました。ただ、アンダーが肌面の濡れを防いでくれたので寒くはなかったです。

予定より早めに横谷峠に着き、テントを立てる前にまずは水の確保です。(一度テントに入ると出るのが億劫になるので)

林道沿いの東西にそれぞれ水場があるとの事で、まずは東に進みましたが溝から流れ落ちる溜まり水しかなく、「最悪この水か・・・」と覚悟を決めつつ、西側に望みをかけて進むと小さな滝がありました。良かった--!!
ただ、雨の影響で水質は濁っておりましたがそれでも貴重な水。水しぶきを浴びて更に靴と手を濡らしながら満身創痍で任務完了。今回最大のサバイバルでした。

何とかテントを立てて内に入るものの、ウェア・靴下はびしょびしょ。早くも予備の着替えを使用しました。
夜は何とか乾かそうと、絞った後シュラフの中に入れてみましたが厚手のベースレイヤーにたっぷり吸われた濡れはほとんど乾きませんでした。
追い打ちはテント内の結露+雨でシュラフにぽたぽた水滴が落ち眠りまで妨げられる始末。床も小さな水たまりが出来るほど濡れていました。

翌朝電波が入ったので、再度天気予報を確認し回復傾向とのことで1日ステイをする事にしましたが、拭いても拭いても室内が濡れるので、1日もたないだろうと判断し、結局下山する事にしました。

林道の車道沿いを歩いていると昨日水を汲んだ滝付近で視界の端に何か動くものを捉えました。ハッして見ると熊でした。水を飲みに来ていたのかもしれません。
トレイルを通してあまり気配は感じなかったのですが、やはり熊はいるんだなと実感しました。

バス待ちをしているとお昼直ぎに更に大雨が。一気に降った後は晴れ間が広がり、後ろ髪を引かれましたが寒波に濡れた装備では危険ですのでおとなしく撤退。

今回で踏破したかったのですが、来年に持ち越しです。手ごわい高島トレイル、またリベンジします。

☆№1のレポートはこちら↓
http://www.kojitusanso.jp/otonajoshi/tozan-report/detail/?fm=24329

■服装
上:ミレー・ドライナミックメッシュ+ウール長袖(260ウェイト)+レインウェア
下:秋冬用パンツ+レインウェア
幕営地では+ダウンJKT、ニット帽。

■気温
9:00 水坂峠(5℃) 13:00 行者山(7℃)

■共同装備
カミナドーム2
SOTOウィンドマスター×1、ガス×2 
鍋、フライパン×1
浄水器×1
プラティパス2L×2
ソーラーパフ×2
予備ヘッドランプ×1

■個人装備
シュラフ・・・イスカ/Air450
マット・・・サーマレスト/WOMENS NEOAIR XLITE
寒さ対策・・・ファイントラック/アクティブスキン上下→就寝時のみ使用
就寝時はR3+ダウンJKT+ダウンパンツ。

フォトギャラリー

潔い位の雨でした

二の谷山登山口

テープは意外としっかり付いています

雨でレンズもボヤボヤ

分りづらいですが結構な斜面です

リソールしたけど漏水したS EVO

二の谷山

もはやびっくりしない荒れっぷり

何とか全行程の半分を消化

桜峠から行者山登山口まではアスファルト

廃屋の玄関口で装備を整えます

気を取り直して行者山行ってみよー

地味だけど嬉しい

倒木だらけでした

どうしても写真が単調になります

命の水場

汲むのも2人ががりでないと出来ません

濡れるので握力が奪われます

テント内の状況

寒いだろうと横谷口→屋根のある麻生バス停まで地元の方が送って下さいました。感謝。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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