雨に負けず沢に! トヨニ岳北面直登沢~トヨニ川右股沢

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投稿者
小山田 隆博
日程
2019年08月21日 (水)~2019年08月22日 (木)
メンバー
小山田 
天候
コースタイム
8月21日
国道236号線野塚峠二股橋駐車帯(45分)530m出合い(1時間30分)枝尾根上(1時間15分)ヌビナイ川左股(1時間10分)586m二股(10分)C1
8月22日
C1(1時間40分)8段60m大滝下(1時間50分)トヨニ岳北峰(1時間50分)800m二股(2時間50分)下山

※コースタイムは単独で少し急いだのでやや早めです。
コース状況
○トヨニ岳北峰北面直登沢
 アプローチの林道が2016年の台風被害で崩壊激しいためトヨニ川から枝尾根を乗っこして入渓。テン場は730m二股までは至るところに有り。730mから大小さまざまな滝がある。3つくらいの大滝の処理がやや難しいが入渓者も多いので巻きの踏み跡はわりと明瞭。藪こぎも少なく頂上直下に出れる。
 日高ではおすすめの中級者向けの沢

○トヨニ川右股沢
 下流部はやや崩壊しているが、国道からすぐに入渓できる手軽さが良い。530mまでの長いゴーロのあとは長いゴルジュが続くが多くは中を行くことはできる。こちらも中級者向きのおすすめの沢。(北面直登沢の方がやや難易度は高め)
難易度
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感想コメント

 雨予報、久しぶりの単独、出発前は久しぶりに緊張しましたが計画通りに遡下降できて良いトレーニングになりました。
 
1日目
 札幌からの4時間近いドライブを経て久しぶりの日高の沢に降り立つ。出発時は曇りだが、530m出合いから支流に入る頃には霧雨のような雨が・・。以後大雨となることはないがひたすら雨模様。
 枝尾根を乗り越えてヌビナイ川左股沢へ。白い花崗岩の岩盤が美しい。586m二股を過ぎた川原に増水に備えてテントを張る。
2日目
 計画では三日の予定も翌日も雨予報からこの日のうちに下山することを決める。スピードを意識して遡行する。心配していた増水もさほどではなく730mから次々に出てくる滝を落ち着いて越えていく。920mの大滝を右岸の草付き岩壁から巻き気味に処理するのが悪くやや緊張。核心の8段60mは遠目ほど難しくはなくシャワークライムも交えて慎重に攀じ登る。地図読みばっちりで北峰直下に飛び出る。
 頂上もガス模様でそうそうに下山。右股沢は去年も下っているのでイメージ通り。クライムダウンとイヤラシイ草付きトラバースが数箇所。800mからはゴルジュとゴーロがつづき、強くなってきた雨も相まって一気に疲労感が増した。

フォトギャラリー

トヨニ岳北面直登沢の核心部8段60m

トヨニ川右股530m左岸から注ぐ枝沢を詰める

枝沢は荒れ気味です

尾根上鹿道が有り歩きやすい

ヌビナイ川に降りる枝沢。ちょっとした滝もあり

ヌビナイ川左股沢。

岩盤上の河原が続きます

586m二股。この先でC1。

翌日、朝から霧雨模様

730mから岩盤状となります

バリエーション豊富に滝が次々出てきます

これは820mのくの字滝。左岸から

この滝はちょっとイヤラシイ高巻きでした。

まだまだ続きます

8段大滝の最後。

これを越えると核心部は終わり

三角点のある頂上。看板もないけどそれが日高らしいです

さあ、下降!

下降はこの大滝処理が核心でしょうか

両方とも良い沢でした!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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