みんなでトコトコ山行脚 立山・釼岳(富山県 剱御前)編 ③ 

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
渡部 嘉章
グランフロント大阪店 店舗詳細をみる
日程
2019年08月25日 (日)~2019年08月27日 (火)
メンバー
グランフロント大阪店 渡部、中村
春日井店 足立
その他1名
天候
晴れ時々曇り
コースタイム
剱沢キャンプ場>70分>剱御前小屋>80分>新室堂乗越>35分>雷鳥沢キャンプ場>40分>雷鳥荘>15分>エンマ台>47分>室堂
コース状況
・今回のコースは危険個所も少なく道迷いの心配もない、いいコースです。
・新室堂乗越への下りでは、一か所大きな岩を通過する箇所があり、ここは注意が必要です。
・奥大日岳方面の展望を望みながら歩くので、気分的にすごくいいのですが、展望に見とれて足元が疎かにならないよう、注意して下さい。
・お手洗い、水場は剱御前小屋、雷鳥沢キャンプ場、室堂周辺にあります。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

・最終日。今日もいい天気です!名残惜しいものの、帰路につきます。3時半に起床し食事。テントを撤収して5時には出発しました。

・明け行く空の下、剱御前小屋への登りをのんびり歩いていきます。途中、何度も剱岳方面を振り返りながら。チングルマが揺れるのを愛でながら。各々旅情に思いをはせながら。

・天気予報では午後から天気は崩れる予定。何とか晴天のうちに下ってしまいたい。当初の予定では雷鳥沢を下る予定でしたが、足立氏の提案により全員が通ったことのない「新室堂乗越」を経由するコースに変更。これが大当たりでした!

・スタートからしばらくは平坦なコースを進みます。途中で90度に下るコースへ入っていくのですが、このポイントの少し先に絶景ポイントがあり、日本海まで見渡せます!前方に日本海、左前方には奥大日岳、斜め後方には槍ヶ岳が遠望でき、眼下には雷鳥沢のキャンプ場。いやぁ~、贅沢です!!

・下りに入ると最初は結構急坂です。足元には注意していきます。しばらく行くと傾斜がゆるくなって歩きやすいコースに変化。チングルマが登山道わきに揺れ、朝日を受けて輝いています。癒されます。

・奥大日岳方面への分岐にあたる新室堂乗越にて休憩を取り、これからの予定について相談。ペースが良ければ称名滝を見て帰ろうなど、楽しい会話が弾みます。そして中村氏は「あとは雷鳥が見れればフルコンプリートですよ!」との事。そう、ここから雷鳥沢のキャンプ場までの間は、雷鳥との遭遇率が高いハイマツ帯を通過します。楽しみです!!

・ややザレた下りを雷鳥を探しながら下っていきますが、残念ながら雷鳥を発見できないまま沢沿いまで下ってきました。全員が諦めかけたその時!前方の登山者がなにやら写真を撮っています。そーっと近づくとなんと雷鳥が!!まさか沢沿いで雷鳥が見れるとは思っていなかったのでびっくりですが、全員やや興奮気味にカメラで雷鳥を追います。草むらから出てきてくれなかったのできれいにフレームには入りませんでしたが、まぁ満足です。

・その後、木道を歩き、キャンプ場手前の橋を渡って雷鳥沢へ到着。あとは室堂へ登り返して登山は終了ですが、この階段の登りがキツイ・・・。地獄谷が見渡せる休憩ポイントでバテバテの女帝を待って最後の休憩。地獄谷の圧巻の景色を楽しんだあとリスタート。

・完璧に整備された遊歩道を歩いてエンマ台へ。記念に写真を撮ってみくりが池へ。考えてみるとここも初めて見ました。いつも来たときは雪の下なので・・・。徐々に曇っていく天候ながら、何とか雨には降られず室堂に到着です。

・色々あった3日間でしたが、全員ケガなく最高の登山ができたと思います。今回の山行に誘ってくださった3人に感謝です!お誘い頂きありがとうございました!!

フォトギャラリー

楽しい山行も最終日はいつも後ろ髪を引かれる思いです。もう少し滞在していたいけどしかたありません・・・。

今日もいい天気!様々な予定満載の3日目スタートです!

剱沢でテントをを撤収し帰路に着きます。剱方面を何度も振り返りながら登ります。

剱御前小屋に到着。あとは雷鳥沢を下るだけ。あ~あ、幸せな時間はあっという間に過ぎちゃうなぁ~・・・。

剱御前小屋からの雷鳥沢~室道周辺。箱庭のようです。

急遽予定変更。足立氏の提案により、全員歩いたことのない新室道乗越ルートを下ることに。この選択が大当たりでした!

途中立山方面を望む。遠望すると槍ヶ岳まではっきりと見えました。

展望良し!!日本海まで見通せるとは!!この展望ポイントから後は一気の下り。少し足場の悪い箇所もあるので注意しながら。

このコースを選んだ立役者はしてやったりのドヤ顔をしております。でも確かに展望を満喫しながら歩けるので抜群です。

まるで、植込みのようにチングルマが道端に並んでいました。朝日を受けてキラキラと輝いていてきれいです。

奥大日岳との分岐にある新室道乗越で休憩し、一路雷鳥沢へ。「あとは雷鳥さえ見られれば完璧!」と中村氏。

雷鳥ポイントのハイマツ帯では雷鳥は見られず。諦めかけていたその時!草むらの奥に雷鳥が!!いやぁ~、日頃の行いが良かったのか、まさかの遭遇でした。

沢沿いの木道を歩いて雷鳥沢へ。この山行いよいよフィナーレです。

この橋を渡れば登山はほぼ終了!皆様お疲れ様でした。いい登山になりました。

雷鳥沢のテント場はいつも賑やか。朝だけは少しテントが減ります。(どこも同じか・・・。)

室道へは急坂の登り。最後の階段がとにかくキツイ!!木曽駒の再現になってしまった女帝を全員で励まします。「がんばれ~!!」

階段の途中には地獄谷が望めます。よく見るとボコボコと水(!?)が煮立っている箇所も視認できます。

雷鳥荘に到着です。最後に目に焼き付ける山様。楽しい記憶をありがとうございました!!

立山3座を背景に記念撮影!心なしかみなさん寂しそうです。分かる、分かる。帰りたくない~。

みくりが池!!初めて見た!!!冬しか来た事がないので新鮮でした。あとは室堂に向かうだけ。お疲れ様!!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

グランフロント大阪店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部