絶景の針ノ木岳へ

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投稿者
酒井 健
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2019年09月26日 (木)~2019年09月28日 (土)
メンバー
妻とその友人3名
天候
26日:晴れ 27日:晴れ 28日:曇り
コースタイム
26日:扇沢駅<70分>大沢小屋<190分>針ノ木小屋<70分>蓮華岳<50分>針ノ木小屋

27日:針ノ木小屋<60分>針ノ木岳<55分>スバリ岳<120分>赤沢岳<60分>鳴沢岳<45分>新越小屋<45分>岩小屋沢岳<90分>種池山荘

28日:種池山荘<45分>爺ヶ岳南峰<15分>爺ヶ岳中峰<45分>種池山荘<120分>ケルン<60分>登山口
コース状況
6時頃無料駐車場は満車。1日1000円の有料駐車場に止めました。

・雪渓は融雪が進み歩くことができません。トラバース道は岩場、ガレ場で歩きにくいところもあるので注意。休憩を取る際は場所を考えて。

・スバリ岳への登りは切れ落ちた岩稜帯が少し出てきます。

・赤沢岳への登りは滑りやすい切れ落ちたトラバース道に注意。

・鳴沢岳直下の下りは両手、両足を駆使する場面多いです。ストックは使わないほうがベター。

・柏原新道は石畳のような登山道と、木階段が多いです。

・大沢小屋も新越山荘もすでに閉鎖していていました。お手洗いが途中にありません。

・水は針ノ木小屋で1L200円 種池小屋で1L150円
難易度
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感想コメント

【26日】
立山に向かう登山客でいっぱいの扇沢駅を横目に我々は針ノ木岳への登山口へ。
何回か車道をまたいだあと、また何回かガレた沢を渡り大沢小屋に到着。すでに小屋は閉鎖していました。小休止の後いよいよ針ノ木雪渓へ。雪渓は融雪が進み通行禁止のため高巻いている登山道を進みます。マーキングやポールの目印もしっかししており迷うような所はありませんが、なかなかの岩場とガレ場、時に切れ落ちた細い登山道になっていて気が抜けません。そしてかなりの急登。息が切れます。そうしてどんどん高度を上げていくと遠く爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳、そして明日歩く稜線がキレイに見えてきました。本当に今日はいい天気。青空と山々が映えます。そんな景色に後押しされながら峠直下の急登を登り飛び出した先が針ノ木小屋。そしてそこに待つ絶景。
正面に槍ヶ岳をはじめとする穂高連峰、左側には遠く富士山と八ヶ岳連峰、うっすら南アルプスも見えます。右に見える稜線は水晶岳から赤牛岳。登ってきた道を振り返れば爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳の先に白馬三山が。テント場からもこの絶景がバッチリ見えます。いいテン場です。
休憩後荷物を置いて蓮華岳へピストン。ハイマツの緑と白い岩肌のコントラストが綺麗な山でそこに青空が加わりまたさらに色が映えます。何度かのエセピークに騙されつつ到着した山頂はガスの中。残念ながら展望はありませんでした。

【27日】
朝日に染まる山々を堪能し出発。今日は5つのピークを渡り歩く長い稜線歩き。
一つ目の針ノ木岳へは60分ほど。カラダを温めつつゆっくり登っていくと今日歩く稜線の間に剣岳の雄姿が。山頂直下の急登をこなし絶景の針ノ木岳山頂に到着。昨日の小屋からの眺めにさらに劔・立山連峰とその先に続く五色が原から薬師岳。遠く黒部五郎岳も見えます。そして眼下には黒部湖。とにかく360度アルプスの山々が見渡せるのです。これはたまりません。何時間でも眺めていたい(笑)
今日はこの景色を眺めながら稜線をひたすら歩き続けました。登って降りて登って降りての繰り返しに次第に疲労感が、、、途中ガレ場や岩場があったり、切れ落ちたトラバース気味の登山道だったりと気を引き締めて進む場所も。そうして10時間近く、ようやく種池山荘に到着。ここのテント場は綺麗に整地されている上に、理路整然と?列を作って張られていました。テン場からの展望はありませんでしたが、小屋前からは大町の夜景が綺麗に見えました。

【28日】
天気が良ければ鹿島槍ヶ岳までピストンしようかと思っていましたが生憎の下り坂。それでも爺ヶ岳まではなんとか行けそうとピストンしてきました。種池山荘の周辺は紅葉が始まっており、山頂から見た小屋周辺の山肌がとてもキレイでした。
さぁ、あとは下るのみ。早いうちから扇沢の駅が見えており、歩いても歩いてもなかなか近づかない下山あるあるで心が折れそうでした。
着いた登山口からは車道を15分登らなくてはなりません。このオマケが微妙につらい。駐車場に着くころ雨が降り出してきました。ギリギリセーフでゴーーーーールです。

フォトギャラリー

絶景① 穂高連峰方面

絶景➁ 劔・立山連峰

絶景③ これから歩く稜線とその先に白馬三山

絶景④ 黒部湖

針ノ木雪渓は融雪が進み通行禁止

トラバースース道

なかなかの岩場の連続

あのジグザク急登ハンバない

飛び出したところは針ノ木峠

小屋からの絶景

蓮華岳へ 振り返ると明日登る針ノ木岳がキレイ

緑と白と青のコントラスト

展望のいいテント場

朝焼け 富士山と八ヶ岳連峰

ここから見ると針ノ木峠への登りかなりハンパない(笑)

整然と並ぶテント

1分開放で撮影した夜景

種池山荘の周辺は紅葉が始まっていました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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