八ヶ岳 「阿弥陀岳」 南稜
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2011年12月20日 (火)~2011年12月21日 (水)
- メンバー
- 天候
- 晴れ/曇り
- コースタイム
- 12/20 舟山十字路10:15・・・旭小屋11:00・・・立場岳14:20・・・テント場14:40
12/21 テント場8:00・・・無名峰8:55・・・阿弥陀岳11:15・・・舟山十字路15:00
- コース状況
- 舟山十字路からテント場まで、アイゼンなしで歩けました。積雪も10cm程で歩きやすかったです。
テント場からアイゼンを装着し、無名峰まで途中急登があるのでアイゼンは早めに装着しておいた方が良いかもしれません。
森林限界を超える手前で、登攀具、ロープを装着しました。
森林限界を超えると、吹き溜まりで30cm程の積雪があり、踏み跡など風で飛ばされているので、ルートファインディングは必要となります。
P3の基部から左に巻いていき、ルンゼ部に取付きます。ルンゼ内も積雪は10cm程でアイゼンの前爪は効いてくれました。ビレイポイントなど不明です。約70m程の急登です。
P4も基部から左にトラバースし、弱点をつきながら頂上に向かいます。登りきったら、そこは頂上です。
下りは御小屋尾根を使用し、延々と長いくだりです。急な下りなのでスリップなど注意を。御小屋尾根から舟山十字路に下りる分岐からは雪が付くと、かなり不明瞭になります。
- 難易度
感想コメント
冬のバリエーションコース阿弥陀の南稜に行ってきました。
今回、核心のP3のルンゼ部をどう抜けようか考え、ルンゼに雪がついていたので、寒い中ビレイしてもらう、するより早く抜けようと思いコンテで登りました。パーティの力量によりますが・・・。
バリエーションコースの登ったら「頂上」というのは、やはり登り応えがあります。一式担いで登りきるのは体力的・精神的にもきついですが、達成感はありますね。
今回、天気もまずまずで風もそんなに強くもなく、登りやすい状況でした。気温も日中-5~-10℃、夜で-15℃でした。
バリーエーションルートなので、基本的に鎖・梯・印など無いのと、踏み跡など怪しいもの物もあります。登攀技術も必要です。初心者同士の入山は控えて下さい。
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