【関西】おとな女子登山部 六甲・摩耶山で読図を学ぼう

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2020年09月26日 (土)~2020年09月26日 (土)
メンバー
8名のお客様
島田麻衣子ガイド
天候
曇りのち雨
コースタイム
新神戸駅(10)雌滝(10)雄滝(20)布引貯水池(20)桜茶屋(25)地蔵谷出合(120)摩耶山頂(25)掬星台(1)摩耶ロープウェイ摩耶ケーブル
※今回は読図だった為、通常のコースタイムを記載しております。
コース状況
・前日の雨の影響で渡渉箇所いくつかが増水し、やや渡り難い状況でした。
«お手洗い情報»
・新神戸駅
・桜茶屋(市ヶ原)
・掬星台
難易度
Google Map
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感想コメント

新型コロナウイルスの影響もあり、おとな女子登山部のツアー開催は約半年振りとなりました。
久し振りのツアーテーマは“読図”です。

山の遭難でもっとも多い理由が道迷い。
その道迷いを防ぐためには、地図で現在地を確認出来るスキルが必要です。また読図でしっかりとしたプランニングが出来るようになると、様々なリスクを減らすことが出来、安全登山にも繋がります。

今回は摩耶山がゴールですが、破線ルートの地蔵谷経由という、少しハードルが高いコースとなっております。
新神戸駅で集合してからは、駅すぐの公園にてまずは読図の基礎を解説しました。
特に整置、ピークとコル、尾根と谷の概念を確認しました。

地図は①地形図②吉備人出版の地図③昭文社の地図の3種類を準備しましたが、今回は吉備人出版の地図をメインに読図を行いました。
まずは地図をしつかり見てみることから始め、コンパス片手に歩き始めます。

丁寧に歩いて、結局市ヶ原へ行くまでにコースタイム1時間のところを、3時間もかかってしまいました(すみません!)
市ヶ原でお昼休憩を取っている間は、トレランの方を多く見かけました。

地蔵谷の登山口まではいくつか分岐があり、その際は磁北線とコンパスを使った進行方向の割り出しを主に行いました。
コンパスは繰り返し練習しないとなかなか身につきません。私も今回いくつか間違えたりしました・・・まだまだです。根気よく練習していきたいです。

地蔵谷に入ってからはほぼ1本道ですが、地図記号も確認しつつ、目印となる沢や堰堤、小さい標識を見逃さずに進んでいきました。
更に読図をしながら、こまめにエネルギー補給・水分補給しなければならず、皆さん割と忙しかったと思います。
地蔵谷はやはり破線ルートですので一般道より少し歩き難かったですね。
ルート自体は比較的分かりやすいものの、渡渉箇所がいくつもあり、増水時は難易度が上がります。個人で歩かれる場合は十分注意しましょう。※今回は前日の雨により実際難しかったです。

最後は急登もあり、頭もフル回転している中で体力的にも堪えたと思います。
最後の気力を振り絞り、三角点のある摩耶山頂で集合写真を撮りました。

ゴールの掬星台では、少し時間を取って三座同定をしたかったのですが、急に強めの雨が降って来たので今回はここまでとしました。
時間が押してしまい重ね重ね申し訳ございませんでした。

読図は初めて行く場所で行うよりも、行き慣れた場所で改めて行う方が良いとされています。
是非、復習がてら馴染みのお山で練習してみて下さい。
立ち止まる事が多いので、これからの季節は暖かい格好でお出掛け下さいね。

次回は10月に開催予定です。2度目も大歓迎です♪
ご参加下さった皆様、ありがとうございました(^^)

■本日の服装
上:スキンメッシュ半袖+ウール長袖(150ウェイト)
下:春夏用パンツ

■気温
終始25℃前後

■捕捉
○登山用地図
縮尺5万分の1の「山と高原地図」。
昭文社が発行、50年以上も続くロングセラーで、定番地図。
地図読みの知識がなくても、読みやすく、コース、コースタイム、水場・山小屋、見所など分かり、正確な山行計画が立てられる。

○地形図
縮尺2万5千分の1の国土地理院発行の地図。
現在位置や登り傾斜や長さやアップダウンなどの推測がしやすく、体力のペース配分しやすかったり道迷いなどになりにくい。
ただ、地図読みの知識とコンパスを使えることが前提となるので、それらの技術がないと、持参しても使い物にならない(⇒初めは昭文社の地図との併用がお勧め。)
※地理院地図で検索して頂くとWEB上からも地形図を印刷することが出来ます。

フォトギャラリー

読図ツアーお疲れ様でした(^.^)

まずは準備体操

歩き出す前に基礎講習

地図と標識も一緒に確認

滝の前は大賑わい

布引の滝は前日の雨で今日は迫力があります

麻衣子ガイド奮闘中

六甲山もずい分涼しくなってきました

ポイント毎に整置します

ここから本格的な登りがスタート。頭も身体も使います。

地蔵谷は破線ルートです

渡渉はやや難あり

防水の靴を試すお客様も

のっぺりした地形は把握が難しいですね

もうすぐゴールです

やっと電波塔に到着、疲れました!!

意外と知られていない摩耶山の三角点へ

掬星台でゆっくり三座同定したかったのですが、急に雨が・・・

残念ですが本日はここまで

ロープウェイで下山です。お疲れ様でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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