尾瀬 燧ヶ岳~難関だった見晴新道

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投稿者
酒井 健
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日程
2020年10月12日 (月)~2020年10月14日 (水)
メンバー
天候
12日:曇り 13日:曇り時々晴れ 14日:曇りのち晴れ
コースタイム
12日:鳩町峠<60分>山の鼻<80分>竜宮小屋<30分>見晴キャンプ場

13日:見晴キャンプ場<180分>柴安嵓(燧ケ岳)<20分>俎板嵓<150分>尾瀬沼<40分>沼尻平<70分>見晴キャンプ場
コース状況
見晴キャンプ場までは整えられた木道です。熊の目撃情報が多いので、活動時間帯である早朝、夕刻は注意。

見晴新道はとにかくぬかるんでいるのでゲイター必須です。ドロドロになりました。
登山道も滑りやすく注意してください。

燧ケ岳、俎板嵓山頂近辺は岩場になります。所々段差が大きくなります。

冷え込みはそれほどなくイスカのスリーシーズン用シュラフ(450)で厚着することなく快適に寝られました。
難易度
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感想コメント

今年のテーマ、行ったことのない山に登ろう(笑)
ということで今までなかなか行く気の起こらなかった尾瀬へと足を踏み入れることにしました。

鳩待峠から山の鼻までの登山道は紅葉真っ盛り。黄色、赤、色鮮やかな木々が出迎えてくれました。ついつい足が止まります。山の鼻まではひたすら木道が続きます。途中木道脇に熊のフンらしきものを発見。山の鼻周辺では熊の目撃情報が多く寄せられキャンプ場も閉鎖なっていました。今年は木の実の出来が悪くかなり里まで降りてきているとニュースになっていますね。

山の鼻からはいよいよ有名な尾瀬ヶ原初体験。
少し終わりかけの草紅葉が広がります。おぉーー、これが尾瀬か、と最初は感動していましたが、ひたすら続く木道に最後は多少飽きてきて、、、
ようやく着いた見晴キャンプ場でテント泊です。
広いテント場と綺麗なトイレ。管理している燧小屋でお風呂も楽しめるようですが今年はコロナで入れませんでした。

そして夜。テント裏の茂みからガサゴソと音が聞こえます。獣の息遣いや気配も?ちょっとドキドキの夜でした。

翌日早朝、支度を整えて燧ケ岳へ出発。
熊は朝と夕に活動的になるとのことで、熊鈴を鳴らし、時には笛を吹いて進みました。(妻びびりまくり)
登りに見晴新道を選択しましたが、まぁーここが大変でした。前情報にもあったのですがとにかく登山道のぬかるみがひどい。場所によってはぬかるみというより水たまり。時には水にはまりつつなるべく避けながら右へ左へと進みます。ぬかるみは滑りやすく段差が大きいところではさらに苦戦。妻がよれよれになってました。

登山道には1合目、2合目と案内板あり7合目を過ぎたあたりから森林限界を超え稜線に飛び出し足場は岩場へと変わってき、低いハイマツ帯が続きます。ふと振り返れば雲の隙間に紅葉した山肌が見えました。

そしてようやく山頂に到着!しましたが何も見えず。
少し休憩して次なる俎板嵓へ。かなり歩きずらい岩場を一旦下り、登り返して俎板嵓山頂!小さな祠がいくつかありましたがはっきりした道標はありませんでした。ここからは尾瀬ヶ原と至仏山の展望抜群!らしいのですが真っ白(泣)雲の流れにいまかいまかと待ってみるも諦めて下山開始。

山頂直下は岩場の歩きにくい急な下り。ふと振り返ると山頂が見えてきました。あぁ、もう少しの辛抱だったかも。ミノブチ岳へと下りてくると眼下に尾瀬沼の全貌がキレイに見えました。これが見られたからまっいいか。

さて、実はここからが今日の核心だったかもしれません。最初は急な下りが続き、しばらくすると緩やかな登山道になります。この緩やかな登山道が長い。歩いても歩いても辿り着きません。最後は二人、喋ることなく黙々と歩き続けました。

ようやく尾瀬沼湖畔に到着。湖畔は草紅葉が広がり、その風景に元気をもらい前進。白砂峠からは黄色く染まる木々に圧巻。キレイだ!!
夕暮れ時、またもや笛を吹き続ける妻。そして熊に遭遇することなく無事帰還しました。

フォトギャラリー

鳩待峠からスタート

紅葉が出迎えてくれました

黄色い!

広いテント場の我が家 夜中に裏の茂みには、、、

ぬかるみ要注意!

どこまで登ったかわかりやすいですね。

紅葉の絨毯に見えますがドロドロです

滑りやすいので注意

岩場になってきました

振り返れば、、、

山頂だ!

到着。

こちらは俎板嵓。真っ白。

振り返ると俎板嵓の雲が取れていました

全体がしっかり見渡せた尾瀬沼

元気をもらいさぁ進め

黄色い!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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