はじめてのマルチピッチ 小川山 野猿返し
- 投稿者
- つじまい(おとな女子登山部)
- 日程
- 2020年10月26日 (月)~2020年10月26日 (月)
- メンバー
- おとな女子登山部
るんちゃん あやや もっちー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- アプローチ 30~40分(渡渉条件による)
取り付き~終了点 4時間
- コース状況
- 水量が多いと渡渉に難儀する。
行きは堰堤より上、帰りは堰堤より下で渡渉した。
渡渉すると、ところどころでケルンがおいてあり目印になる。
5分ほどでシワがたくさん入ったスラブに到着し、ここが1ピッチ目となる。
下山は懸垂20mで、明瞭な踏み跡を追っていくと10分程で渡渉ポイントに戻れる。
- 難易度
感想コメント
あややから、るんちゃんが小川山にすごく行きたいらしい、と聞いて
ここは私の出番か・・!と計画を立てることになった。
尾張一宮でもっちーを乗せると、愛車ハスラーの中はクライミングギアとキャンプ道具でいっぱいになった。
車内で、YOSHIKIのドキュメンタリーと映画「フリーソロ」を見ながら長野入り。
朝は放射冷却で震え、今シーズン初めてのダウンジャケットを羽織った。
「野猿返し」に登ると決まったのは、出発の3日前。
少し前にもっちーとGRなんばでマルチピッチシステムの練習をしており、ついにその時が来た。と思った。
駐車地に車を停めると、大人数で来ていたパーティが右往左往していたので、みんなで渡渉ポイントを探した。
あややがちょうどよさそうなポイントを見つけ、順番に渡った。
こちらも4人パーティでその内マルチデビューが3人と相当時間がかかりそうであったが、こころよく先に行かせていただいた。
野猿返しは雨降山から東股沢に向かう尾根上にある岩稜である。
その末端が1ピッチ目となる。
ルート上で難しいところは無いが、中間支点や終了点となる残置物は一切なく(※ルート最後の懸垂支点だけある)それなりにナチュラルプロテクションの技術を必要とする。
作戦としては、リードは私、るんちゃんともっちーをそれぞれのダブルロープでつなぎ、あややはもっちー側のロープでマイクロトラクションを使って登る。
私が終了点に着くと、あややがまず登り、その後るんちゃんが適当に登り出し、あややが登りきったところで、もっちーにGOの合図をする。
こう書くと簡単そうだが、やはり何度かミスがあった。どれも自分の言葉足らずによるものだった。
反省することが多かった。
でも素晴らしい黄葉とぽかぽかのお天気で、この上ないマルチピッチ日和だ。
最後の懸垂を全員が終えて、やっと一息つけた。緊張が解けたが、3人ともまだ登り足りないそう。笑
今年は大きな山に行くことができなかったが、その代わりに色んな人とクライミングをした。
今回の野猿返しもこのような機会でなければ行くことは無かったと思う。
他の3人にとって、私のような未熟者にロープをつながれるのは不安だったと思うが、自分自身は大きな成長となった一日であった。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。