久々の外岩 小川山でクライミング&キャンプ
- 投稿者
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るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2020年10月26日 (月)~2020年10月27日 (火)
- メンバー
- おとな女子登山部
あやや つじまい もっちー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 【野猿返し】駐車場所から取付きまで30分 終了点まで約4時間
【ラストワン】廻り目平から徒歩10分程度
- コース状況
- 【野猿返し】廻り目平から車で3分ほど下ったところの、大弛の下の広場という駐車場の向かいにあるゲートから入ります。ゲートは手動で開け閉めしました。そこから駐車できそうな場所まで5分程車を走らせました。
※ルート詳細はつじまいのレポート参照ください。
【廻り目平キャンプ場】
駐車券を発行して駐車場に入ります。帰りは金峰山荘で清算しないと出場できません。
駐車料金500円、幕営料900円。入浴は500円18時まで。キャンプサイトに24時間利用できるシャワー室あり、3分で100円。
- 難易度
感想コメント
久しぶりに外岩行きたいな~とぼやいていたら関西チームからお誘いが!クライミングのメッカ・小川山に集合して、ついでにキャンプも楽しんできました。
当初はルートとボルダーをやる予定でしたが何故かマルチを登ることに。ピッチを切って登るクライミングは経験がないので最初は不安でしたが、挑戦してみたい気持ちもあり今回初のマルチピッチデビューとなりました。
前日渋滞に巻き込まれ、ろくに寝ないまま待ち合わせ場所へ。常日頃から業務連絡や何やらで連絡を取り合っている仲とはいえ、オンラインミーティング以外で顔を合わせるのは久しぶり。皆変わらず元気そうで安心しました。
この日登ったのは野猿返しというルート。トポには「小川山の岩場というにはあまりにやさしく、まったくの初心者対象」とありましたが、登ってみた印象はなかなかのもの。特に核心ピッチの岩峰では、右手のフェースを登る時、カムがうまく外せなかったことと、ホールド探しに時間がかかったこと、そして目のくらむような高度感に終始ドキドキ。ロープで繋がれているとはいえ落ちて迷惑をかけないようにと、かなりの集中力を要しました。以前沢登りでコールがかかるまでの間、取り残されて孤独と不安を感じた経験があったのですが、今回は先頭につじまい、私の前にあやや、後ろにはもっちーがいるのでとても心強かったです。
ガイド資格もあるつじまいを筆頭に、運動神経抜群のあややと体育会系のもっちー。意外だったのは、真面目な印象だったあややが笑いのセンスをこれでもかと発揮したこと。結構必死だったので何を言ったか覚えてはいませんが、登攀中の緊張が笑いでほぐれたのは確かです。やはりあややも多分に漏れず、関西の血が流れているのだなあとしみじみ感じました。
そして秋晴れのこの上なく素晴らしいお天気!青い空と眼下のダケカンバやカラマツの黄金色の海は、ここに来た人にしか見れない特別な景色。後ろを登ってくるもっちーが、まるで金色の野を歩くナウシカのように見えました。そんな頼りがいのある3人のフォローのおかげで、マルチピッチデビューを無事に終えることが出来ました。
下山後はキャンプの準備に取り掛かります。先に廻り目平へ行ってセッティングするというつじまいと別れ、残り3人でナナーズへ買い出し。あれやこれやたっぷり買い込んで戻ると、豪華な野営地が出来上がっていました。キャンプには欠かせない焚火も用意され、焼き芋やスキレット料理を堪能。野菜たっぷりの温かい鍋やホットワインも嗜み、楽しい夜を過ごしました。
寝床はそれぞれのテントにて就寝。気温は0℃以下でしたが、3シーズンシュラフとシュラフカバーにダウンパンツも履いたらぐっすりと眠れました。そんな中、つじまいは一人ハンモックで寝ると言い出し耳を疑いました。「え?本気?大丈夫?」そんな心配をよそにハンモックにおくるみ状態となるつじまい。野生的すぎる一面をまたしても目の当たりにしてしまいました。
翌日も良いお天気。パンケーキやフルーツなど、カフェのような朝食をゆっくりと楽しんだら早速出かけます。訪ねたのは新エリアのラスト・ワン。新エリアというからよほど端っこにあるのかと思いきや、意外にも歩いてすぐの場所にありました。
まずはつじまいに支点構築してもらいトップロープで登ります。しかし昨日のような日当たりが無いので岩がとにかく冷たく、痛みを感じるほど。歯を食いしばってカンテとクラックのルートを登ってみましたが、久しぶりなので楽な方向へ逃げてしまい、恐らくムーブ崩壊していたと思います。上まで行けたからまあいいか、とゆるーい感じで時間いっぱいまで登りました。
今回久々に外でクライミングをしてクライミング熱が再燃しました。覚えることはまだまだ多すぎるのですが、少しずつ勉強を重ねて、見たことのない景色を1つでも多く目にしてみたいと思いました。
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