ハードなリハビリ体験~大菩薩嶺&峠周遊~
- 投稿者
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浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2021年04月07日 (水)~2021年04月07日 (水)
- メンバー
- 玉川GI店 細内
Aの会幹部連中
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 大菩薩峠登山口 →(20分)→ 丸川峠入口 →(120分)→ 丸川峠 →(90分)→ 大菩薩嶺 →(105分)→ 石丸峠 →(170分)→ 大菩薩峠登山口
- コース状況
- 丸川峠から大菩薩嶺にかけて、北側斜面に残雪あり。チェーンアイゼンは無くても問題無し。
- 難易度
-
感想コメント
「走っている私よりも歩いている浅見が速いってどういうこったよ!!」
西日が注ぐ森の中、急いで下山しているAの会一同。ワタクシはそんな会長の声を背中に浴びて、ただ黙々と下山するだけの機械と化していた。どうしてこうなったのか・・・。
この日は久しぶりの登山。約半年ぶりにして、甲府に移住して初めての登山だ。Aの会の仲間に加え、玉川店の3A(エース)の一人、細内さんも駆けつけてくれた。会長・会の幹部(一人はツアーガイド)・3Aの一人、というロイヤルフラッシュでお届けすることとなった。なんとまぁ豪華なメンバーだぜ!
塩山駅からバスで大菩薩峠登山口に移動し、いつものように準備。概念図を見ながらルート確認し、先ずは丸川峠を目指す。若干肌寒い程度の気温もグッドである。桜も綺麗で、申し分ないコンディションだ。山も仲間も久しぶりで、心の尻尾が振られっぱなしだったことは秘密。
丸川峠入口の駐車場を過ぎ、沢沿いに林道の終点まで歩く。なんとなく歩き易かった道とおさらばして、ここからグンと高度を上げる道が続く。基本的に尾根歩きの登りなので、個人的には好きな部類の道だ。そこそこ急な箇所もあるが、我らが会長は会話のためか訓練のためか、終始不織布マスクを装着していた。サラッと超人なんだよな、あの方は。
丸川荘の前でレイヤリング休憩を取った後、大菩薩嶺を目指してゆるゆると高度を稼ぐ。小ピークの北側を巻くことが多いこのルート、非常に苔が美しかった。いつもは上日川峠から登るので、こんな大菩薩は知らん!という感じがして面白いルートだ。ただ、北側の影が多い斜面やルートにはまだ残雪があり、一瞬おっと?と思うことがあった。まぁ、思っただけで滑ることもなく歩けたので問題にはならなかったが。木や岩から氷柱が下がっており、一部のニンゲンはガリガリと食して美味い美味いと言っていたらしいが、良い子は真似しないように。「雑味が無ぁい!」「でしょうねえぇ!」
相変わらずの展望で楽しませてくれた大菩薩嶺で、初来訪だった会長と細内さんの悲鳴を堪能し(ニヤリ)、改めて昼食ポイントの雷岩へ移動。とりあえず会長が喜びの舞を奉納し(驚きの実話)、富士山や甲府盆地超しの南アルプスを堪能しつつ、消費した分のカロリーをガツガツと摂取。この日は人があまりおらず、静かなひと時を過ごせた。賑やかな雷岩しか知らないので、これまた面白い。
雷岩から大菩薩峠へ。気持ち良い稜線を進み、賽ノ河原を経て大菩薩峠へ到着。少々休憩し、時間をチェックすると理想のバス発車時刻には間に合わないことが発覚し、それならば全部盛ってしまえ!とばかりに少々先へ歩を進めることに。というのも、細内さんがこの先の石丸峠からは隊列を離れ、小菅方面へ一人で行ってしまうからだ。お見送りをする意味も込めて、石丸峠へ移動するというのはアリだった。
あっという間に石丸峠。馬鹿な!?歩き易すぎる!別れを惜しむ中、去っていく細内さんのオレンジザックが格好良い。笑顔で手を振ってくれているので、我らも負けじと降り返してやったぜ。健闘を祈る!
「ちょっと押しているヨ」
タイマーのように、最後尾を行くAの会ツアーガイドが告げてきた。な、なにぃ!?どこで時間を食った!?昼食か、お見送りか、それとも苔鑑賞会か・・・(本当は終始スローペースなだけだが現実逃避)。
となればちょっと急ぐしかあるまい。しかし、途中で道が崩落していて、地図とちょっと違う感じにルートが進むものだから、混乱をきたしてタイムロス。林道にぶつかってからまた登山道に入る際、大きく崩落している箇所を見て納得した。これは仕方がない。なお、良く見るとそこに「崩落のため登山道を変更しました」の注意文が添えてあった。何と言うか、”ここじゃない感”というか、”別の場所の方が良い感”が凄まじい・・・。
そしてゆるゆると進むと、上日川峠に到着。ここで「裂石方面」へ進めば良いのだが、ルートが伸びている方向が違っていたので、そのまま車道を選択したことがミスだった。
「ルートが逸れているヨ。違う道だヨ」
またしても告げられるアラーム(すみませんでした!)。確かに車道歩きが長いなとは思ったものの、深く考えなかった・・。本当、すみません!そこから車道歩きがしばらく続き、本来の道との分岐に無事合流出来た時にはホッとした。そのままだと数キロは車道歩きが待っていただろう。
で、冒頭につながるという訳である。ここから先は黙々と歩いた。意識的に速く動いたので、丸川峠入口に着いた頃には足がキテいた。自業自得、身から出た錆、日頃の運動不足が祟って、数日経過しても筋肉痛なくらいだ。痛ててて。
後日談と言うか本日のオチ。
バスは18時出発と思いきや、18時半出発で、結果的に時間が余った。
色々と確認しなきゃダメだな、という基本的なことを身を以て味わった一日だった。
でも凄く楽しい一日だったのも確かなので、既に次の山行を準備していたりする。山梨にいる間、山を満喫してやりますとも、えぇ!これがフラグにならないように祈っておこう・・。
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