小川山ガマルート 

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2021年11月02日 (火)~2021年11月02日 (火)
メンバー
山の先輩2名
天候
晴れ/曇り
コースタイム
駐車場(10分)ガマスラブ取付(60分)2P終了点(60分)5P取付(60分)5P終了点(50分)頂上(40分)駐車場
※タイムは休憩時間含んでません
コース状況
・駐車は金峰山荘から200m進んだ先、左側のトイレの近くに停めました。19時までに出れば駐車代1日500円、精算は山荘にて。
・ガマスラブを登らず2P目から歩いて取付くこともできるようです。
・5P目は左側(5.9)と右側のルート(5.4)があります。左は支点が乏しく#1~#2のカムが必要です。右はおむすび岩か左の木伝いに登ります。おむすび岩はポケットの上の横クラックにピトンがあるようです。
・懸垂は40mくらいですが、念のため2P切りました。持参ロープは50m×2。シングルで登るパーティーもいました。
難易度
Google Map
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感想コメント

 小川山の初級マルチ、スラブメインのガマルートを登ってきました。初級と言われる割には支点がなかなか遠くて、突破するのに難儀し、また予習不足でルーファイミスや、ルートを大きく屈曲させてしまったりと、反省点の多い山行となりました。

 今回のメンバーは3人、つるべのフォロー同時登攀スタイルで。ガマルートは2P目からスタートもできるそうですが、せっかくなのでガマスラブから取付き、1P目は先輩にお手本を見せてもらいました。下から見てる分には壁が寝ているように見えましたが、実際登ってみるとハンガーは遠く、シューズのフリクションだけが頼り。僅かなスタンスとカチのようなホールドばかりで、一手一手慎重にいかないと大根おろしのごとくすり下ろされそうだったので、呼吸を押し殺すようにして登りました。後で見返したらグレードは5.10a以上あったようです。

 緊張の1P目を終えて2P目、3P目は私がリード。ここで早くもルートミス。樹林帯から右にコースをとってしまい、とんでもない難ルートとにらめっこすること数分。先輩から戻るようコールが入り、合流して正しい左側のルートへ。ハンガーがあるからといっても壁は明らかに逆層、登攀不可能とすぐ気付くべきでした。
 気を取り直して2P目スタート。日の当たる広大なスラブ帯で、ハンガーや支点になりそうな木も豊富。しかし登ってみると1ピン目までが遠く、0ピンを取り直してリスタート。夢中でどんなムーブで登ったか覚えていませんが、スメアを必死に効かせてうんしょと乗り込んだような気がします。最初の核心を越えたら後は階段状。しかし最後にまた高度感のあるツルツルスラブが現れたので、思わず右に回避。大きく右に曲がったところでピッチを切りました。トポを見返したらやはり直上が正解。周りをよく見れば手がかりがあったかもしれません。
 フォローで上がってきた先輩たちを迎え、3P目へ。ここから先は歩けそうだったのでコンテにするか迷いましたが、足下が浮いていたのでやはりスタカットで。丈夫そうな木で中間を取り次の一手。すると突然掴んだ石がボロッと剥がれて目の前に落ちてきました。顔面、腕、足にヒットし、抵抗する間も無く私の体は宙吊り状態。剥がれた石はみるみる加速し、スラブを轟音と共に転げ落ちていきました。下にはちょうど離陸したばかりの後続パーティー、最悪が頭を過りましたが幸い落石は横すれすれを通過、事なきを得ました。
 取ってて良かった中間支点、選んで良かったスタカットビレイ。一瞬の判断が命取り、マルチの怖さをまたしても体験した出来事でした。

 4P目は樹林に覆われた岩場、核心5Pの基部で後続に先を譲り大休止することに。先行したパーティーは思ったより時間がかかっており、やはり核心なのだと確信。カムも使うようなのでリードはお任せしました。難しいのは左ルート、スラブの恐怖を克服しないと突破は困難だと思われたので、右のテラスに上がりおむすび岩と呼ばれるつるんとした岩の前に出ました。
 もののけ姫のこだまのような表情のおむすび岩。下部の細長いスタンスに乗り込んだら、左の拳大のポケットに手を入れ上部の横クラックを掴むようですが、クラックまで相変わらずの支点なし。チャレンジしてみたい気持ちはありましたが、安全をとって右の立木沿いのルートを選択しました。
 6P目は歩き、頂上までの7Pは最後のスラブ越え。ここまで難しいスラブを越えてきたので、高度はあれど最後は爽快な登りを楽しめました。
  
 景色を十分楽しんだら懸垂で下山開始。30mほど下に広いテラスがあり、そこから下は見えなくなっていたので念のためピッチを切ることに。毎回懸垂は足がすくんでしまいますが、高さへの耐性がついたので2P目はトップで。残念ながら地面まで後少しというところでロープをスタックさせてしまい、軽くパニック。この期に及んで登り返しは避けたいと、必死に解いて何とか着地することができました。
 
 駐車場に戻った頃にはすっかり夜。泊まってキャンプを楽しむ先輩方に別れを告げ私は帰路へ。帰り道、ああすれば良かったこうすれば良かった、頭の中は反省でいっぱいでした。また来年もリベンジ決定です。
 ヒヤリハットは出来るだけ避けたいですが、マルチは経験を積むことが恐らく一番大事。登攀力アップ、事前のルート予習は欠かさず、これからも臆せず挑戦していきたいです。

フォトギャラリー

紅葉ラストラン。カラマツの黄色が映えます。

廻り目平のキャンプ場からすぐアプローチできます。

林道の黄色もきれい。上の景色も楽しみ♪

右にスラブがちらっと見えたら目印のケルンがあります。

ガマスラ到着。早速準備!

どこを登ってもOKだけどいつの間にか辛いとこに取り付いてたみたい。

2P終了点。ちょっと右にずれちゃいました。

4Pは木に覆われています。

黄色い景色に溶け込むイエローマン。

5Pの核心覗き見。登れる気がしない。

5Pおむすび岩。右の灌木沿いに登りました。

5Pの左ルートに残置したカムを回収しに行きます。カウンターラッペルで素早くシステム構築。

これがガマ岩。怪獣みたいだけど。

頂上まであと少し。最終ピッチもスラブにクラックなのでカムが有効。

カラマツ見頃の時期は寒いけど絶景です。

懸垂の準備。50mで届くかな?

降りる前に憧れの先輩と♪

先輩ビビりもせずかっけー。あっという間に豆粒。

私はビビりながら慎重に。

黄色い先輩も降りてきました。

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