岡山県鏡野町 氷瀑の岩井滝!
- 投稿者
-
西原 弘二
広島紙屋町店
- 日程
- 2022年02月27日 (日)~2022年02月27日 (日)
- メンバー
- 友人
- 天候
- 雲り
- コースタイム
- 恩原高原スキー場(20分)岩井滝看板分岐(50分)岩井滝駐車場・登山口(15分)岩井滝
岩井滝(70分)恩原高原スキー場
- コース状況
- 除雪されてない車道、登山道は雪が多く、降雪直後はわかんやスノーシュー必携。雪道が凍る可能性もあるので軽アイゼン、チェーンアイゼンも必携。
- 難易度
感想コメント
寒い日が続き、あきらめていた岩井滝の氷瀑がみられるかもと4年ぶりに行ってきました。
積雪期以外の岩井滝のアクセスはとても簡単で、登山口の近くに駐車場があり、そこから歩いて15分で着きます。
しかし、冬の岩井滝を見に行くのはとても大変。夏の駐車場は冬季閉鎖されていて、車は「恩原高原スキー場」か伯州山の登山口の「赤和瀬駐車場」に駐車してそこから歩くしかありません。
残念ながらこの2ヵ所以外に近くには駐車できる場所はありません。集落の奥に除雪車が転回する場所があるのですが、ここは駐車禁止です。
たまたま、地元の方が除雪する所だったのでお話を聞くと、今年はものすごく雪が多く、除雪がとても大変。除雪の邪魔になるので、道路には絶対に車を駐車しないで下さいと言っていました。
恩原高原スキー場や赤和瀬駐車場から歩くのは大変だという気持ちはわかりますが、地元の方に迷惑をかけることになるので、道路や側道には絶対に車はとめないで下さい。
スキー場を出発し車道を歩きますが、歩道は雪で埋もれて歩けません。交通量は少ないと言っても、車が横をすり抜けるので注意深く歩かなければなりません。また路面が凍結しやすいので、転倒にも注意が必要です。
しばらく歩くと「岩井滝」の看板が見えるので右折します。ここからしばらくは除雪さているので何もつけずに歩けましたが途中で除雪車の転回場所を最後に車両の通行はできなくなります。
ここで地元の方とお話をしたのですが、今年はとても雪が多く、昨年ならこの先まで除雪していたのが、この冬はこれ以上除雪ができていないと言っていました。
確かに家の屋根に積もっている雪を見るとゆうに1m以上あります。東北の豪雪地帯の映像を見るとそれくらい積もっていることがありますがここは岡山です。ほんとうにすごい雪の量です。
ここから先は1m以上の雪が積もった車道の上を歩いて登山口を目指します。幸い、前日歩いた方のトレースが残っていて、しばらくはスノーシューを付けることなく歩行。
しかし、時々ずぼっと雪にはまるようになり、途中からスノーシューを装着。付けるといつも思うのですがもっと早く付けておけばと。
しばらくは歩くと岩井滝の駐車場の看板がかろうじて見えました。登山口は左側にあるのでここから入山。
やや急な道を登ると、沢沿いを歩きます。沢を見ると軽く2m以上の雪が積もっていて、今季の雪の多さを実感しました。
今回はトレースがあったのでそこを歩けましたが、新雪直後は右の沢に落ちないように注意が必要です。
また、登山道は雪が多いので、使わないこともありますが、スノーシューかわかんは必携です。
持っていないと、せっかく来ても途中で撤退することもありえるので持参をおすすめします。
ついでに、氷瀑の岩井滝を見るにはスノーシュー以外にも登山靴、スノーリングが付いたストックも必携。足元につけるゲイターも持って行きたい。その他は防寒グローブ、ニットキャップなどスキーをするようなウェアや服装がおすすめです。
登山道をしばらく歩くと「岩井滝」が見えてきます。4年前よりは氷瀑の大きさは小さかったですが、やはり見ると感動!
周囲からじっくり眺めた後は裏側に回り、無数のつららや氷床、アイスカーテンを堪能。
友人は岩井滝は初めてだったのですが、「来て良かった~」と言っていました。そりゃ、岡山で氷瀑を見ることはなかなかできませんからね。
気温が上がってきたので、氷瀑の真中付近の水流が激しい場所はうっすら氷が残るだけになっていたのでギリギリのタイミングでした。
幸い、他の登山者はいなかったので、温かいラーメンを食べてから下山。
帰路は何人もの登山者とすれ違い、岩井滝の人気を実感しました。
今週は暖かくなる予報なので、今シーズンの氷瀑はそろそろ終わりかもしれませんが、滝は逃げません。
チャンスがあれば来シーズンに氷瀑の岩井滝見にってくださいね。
岩井滝は氷瀑だけでなく、新緑の時期は滝の裏側に回れる「裏見の滝」としても有名です。
雪が無くなると、滝までのアクセスも簡単になりますので、先に新緑の岩井滝を見ても良いかもしれませんよ。
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