九重連山テント泊 ~ミヤマキリシマ~
- 投稿者
-
髙松 渉
広島紙屋町店
- 日程
- 2025年05月27日 (火)~2025年05月28日 (水)
- メンバー
- 天候
- 晴れ時々曇り
- コースタイム
- 1日目
長者原登山口→80分→雨ヶ池→40分→法華院温泉→60分→久住山→30分→中岳→30分→白口岳→60分→法華院温泉(幕営)
2日目
法華院温泉→60分→大戸越→30分→平治岳→70分→法華院温泉→100分→長者原登山口
※今回のコースタイムは既定のものではなく自分が実際にかかった時間です
- コース状況
- 1日目
長者原登山口→法華院温泉
傾斜は優しめですが足元はぬかるみや岩が多く歩きにくい
この悪路は九重の登山道全体を通しての傾向で火山ならではの岩や火山灰が含まれた水はけの悪い土によるものです。
靴底のしっかりとしたハイカットの登山靴+ゲイターが推奨です。
法華院温泉→久住山→中岳
先ほどまでと違い一気に標高を上げていきます
樹林帯を抜けたおかげで路面状況は少しマシに
久住山から中岳へはいくつかルートがありますが池のほとりを歩く最短ルートで
想像以上に池のキワを歩く感じで新鮮でした。
中岳→白口岳→法華院温泉(幕営)
中岳から法華院方面へ降りていく東ルートは西側に比べて路面状況が悪く傾斜も急なので注意です。
計画では東から登る予定でしたが間違えて西から登ってしまい逆の方が良かったと後悔です。
テント場は坊がつると法華院の2か所あります。
坊がつるはフリーサイトになっていて広く、無料です
法華院温泉のテント場は有料1000円、場所も限られますが木板の上に張る形式です。
2日目
法華院温泉→大戸越
今回の登山道で一番のぬかるみ地獄。
転んだら最悪なので足元に気を付けて進みます
大戸越→平治岳
峠から山頂方面にかけて一面のミヤマキリシマ。
傾斜はややありますが足元は先ほどより良く、何よりも山を染めるピンク色が圧巻でした。
- 難易度
-
感想コメント
広島に来てからずっと行きたかったもののタイミングが合わなかった九重山。
ようやく、しかもミヤマキリシマの時期に行くことができました。
どうせ行くならテント泊で、温泉にも入りたいと思っていたので久しぶりのテント泊に。
8時過ぎに長者原へたどり着きましたが、平日にもかかわらず大量の車が止まっています。
さすがハイシーズンだなと思いながら登山開始しますが、想像以上の足元の悪さ
火山性の岩が多いのに加えて土はぬかるんだ泥が多く歩きにくかったです。
天気が良くてコレかと思うと雨の日や残雪期は考えたくないですね…
足元に気を付けながら歩いてしばらくすると九重の山並みに囲まれた坊がつるへたどり着きました。
坊がつるでもテントは張れますが人混みを避けるのと温泉が近いのに惹かれて法華院温泉でテントを広げます。
テントを張った時点でまだ昼くらいだったので温泉は山頂へ行ってからと考え、荷物を置いて再び登山開始。
しばらく登っていくと北千里浜という開けた場所につくのですがここから見える星生山や久住山の「いかにも火山」ってカンジの赤茶けた山肌が非日常感を感じてすごく好きでした。
下りはやや急な斜面と白口岳からの道の悪さに苦戦しつつようやく法華院に戻り、
登山後の片づけや寝床の準備のあとは温泉へ
暖かいお湯に浸かると一日の疲れが吹き飛ぶような解放感。
温泉のある登山は最高です。これを味わいにまた来たいと思えるほど至福の時間。
翌日は日の出直前の5時から出発。
計画では大船山方面へ行くつもりでしたが、久住山からみた平治岳付近がピンク色になっていたので平治岳を目指すことに。
道中はかなりのぬかるみ地獄でしたが大戸越にたどり着くと
峠から山頂まで大量に咲くミヤマキリシマ。
いいタイミングで来れて本当に良かったと思います。
九重は中国地方だとあまり味わえない火山らしさ全開の山でとても楽しかったです。
今回は行きませんでしたが登山口付近にも温泉がたくさんあったので、また来て温泉を味わいたいと思いました。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。