伯耆大山 北壁 弥山尾根西陵 (鳥取県)

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投稿者
木德 尚代
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日程
2023年02月17日 (金)~2023年02月17日 (金)
メンバー
天候
曇り 稜線爆風 のち晴れ
コースタイム
5:10 駐車場 → 元谷避難小屋 5:40 → 元谷避難小屋 6:45 → 取りつき→
三角点 → 6合避難小屋 → 元谷 → 大神山神社 →駐車場 13:50 お風呂
2023年2月17日金曜日 6:45 JST
距離: 7.4 km
所要時間: 7 時間 12 分 27 秒
平均速度: 毎時 1.0 km
最小標高: 770 m
最大標高: 1723 m
累積標高(登り): 778 m
累積標高(下り): 967 m

GPS ログが元谷小屋になっていて
少し距離短いです
コース状況
15.16の積雪で 新雪が増えておりました。重い湿った雪。
稜線近くはウインドクラストでバイルが全然つけませんでした。

稜線は爆風、とホワイトアウト 山頂小屋から6合までもほぼホワイトアウトでした。

とりつきで風があれば撤退も考えましたが、予想範囲の天気不良 トレーニングでもあり
そのまま登りました。
難易度
Google Map
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感想コメント

今年は大山の北壁を登りたいと思っており、1月から計画しておりましたが
なかなか天気が良くなく、今回も前日はよかったのですが 眼鏡のような高気圧の天気図で
非常に風が強そうでした。
現地判断として、深夜出発して現地入り、元谷避難小屋で少しだけ仮眠致しました。
(マットなどありお借り致しました。ありがとうございます)
お手洗いもあるので出発準備ゆっくりできました。

夜は非常に星が綺麗でした。
ただ仲間が14日に行った時よりも非常に雪が増えワカンスタートです。
元谷は自分も少しラッセル致しました。
取りつきまで様子を見ようと行ってみて、なにも言わずにスタートしておりました。

今回のリーダーは大山壁を登りつくしている方です。
初めはフリーで登り、途中から コンテイニュアンスでアンカーを取ながら進みます。
風もありアンカーが凍って取りにくかったです。フリーで行ける力を付けます(笑)
途中フリーの方にトラバースのブッシュで引っかかているの取って頂きました。ありがとうございます。
雪が新雪で重く、バイルが効かない場所も多々ありました。
上部はウインドクラストでサラサラ雪が落ちます。
いつもはフリーのリーダーの動きをよく見て、最後の方にやっとダブルアックスの使い方に慣れてきました。危険個所もなく、西陵はクリアできました。上部ラッセルありがとうございます。

稜線は嵐でした。強風、とほぼホワイトアウトでした。三角点に到着です。
真っ白です。
大山のホワイトアウトは何回かありますが、稜線さえ見えないホワイトアウトでした。
gps位置、方角を確認して進みます。
すぐに弥山の標識に会えました。
ただ小屋も見えないホワイトアウトです。休憩は取らずそのまま下山致しました。

ようやく視界ができ、強風での霧氷 「エビの尻尾」がブナ林に垂れております。
本日は北壁のほうが風がありませんでした。(南風)
予定の滝沢リッジで稜線だと自分は体力つきていたと思います。
6合で少し休憩をして(やっと暑くなりました)
元谷に下ります。
リーダーはものすごく早く姿見えません。
慌てていて、ゴーグルを落としたようで後ろからくる方が届けてくださいました。ありがとうございます。
元谷分岐にてリーダーと合流、本日登った弥山尾根が見えなんとも言えない感動が生まれます。
大神山神社にてお参りして、本日の山行を終えました。

①まずバイルで雪をつくので途中指先が感覚なく痛くなり慌ててグローブを変えました。
凍傷になりえます。
②稜線は強風、ゴーグルが役立ちました。
⓷稜線のホワイトアウト、リーダーは100回以上は大山の壁を登っているかたですが
その方ですらわからないホワイトアウトでした。gpsが役立ちました。
雪山必須ですね。
もしくは雪洞で待機、スコップとツエルトも装備で必須です。(ザックには入っております)

雪山のリスクマネジメントを体感できました。天気は厳しかったですが、山行の満足度は高く
下って三鈷峰は美しく素晴らしく次回は美しい大山の時に登りたいです。

帰りは日本海から帰り、日本海ブルーと北側から見える大山が美しく
素晴らしい癒しでした。

少しずつ、雪のアルパインクライミング力をつけていきたいと思います。

フォトギャラリー

大神山神社にて

元谷小屋

出発準備です

ここはまだ雪少な目

北壁は見えません

見えません

ヘルメット 素敵

途中からコンテで

ラッセルすいません

これが凍って外れないんだ・・・

▲点

やっと到着

かんざしのようです

やっと視界が

エビの尻尾

北壁 振り返る

お疲れ様でした

駐車場から三鈷峰

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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