静かな奥多摩めぐり 三条の湯から飛龍山

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2023年09月11日 (月)~2023年09月12日 (火)
メンバー
単独
天候
晴れ/曇り
コースタイム
【1日目】親川バス停(60分)後山(100分)丹波天平(60分)サオラ峠(100分)三条の湯
【2日目】三条の湯(30分)カンバ谷(50分)北天のタル(40分)飛龍山(25分)禿岩(40分)前飛龍(80分)サオラ峠(80分)丹波山村役場(10分)道の駅たばやま
コース状況
・奥多摩駅から丹波山方面は7時のバスでないと間に合いません。7時40分もありますが留浦止まりなので1時間ほど歩きになります。今回は8時55分発の鴨沢西行きに乗り30分歩いて親川バス停からスタートしました。
・下山は丹波山温泉まで。バスが8時代を逃すと15時47分まで無いので、下山後はのめこい湯でゆっくりしました。
・後山の前後は登山道が不明瞭です。東側に作業道延びてますがそちらではなく後山の裏側に上に登る道があります。後山に行くまで南側に切れ落ちた狭い道を歩きます。へつるように歩くのですれ違いはできません。
・三条の湯テント泊1000円。入浴は500円です。テント場は小屋から下った川沿いで水場があります。トイレは小屋横の公衆トイレを使用するのでテント場から登らなければなりません。
・カンバ谷は崩壊した沢を横切ります。滑り易くガレているので通行注意。最近事故もあったようです。
難易度
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感想コメント

 久しぶりのソロテント泊。ちょっとの早起きで存分に楽しめてそこまで難しくない山を探したところ、真っ先に思い付いたのが奥多摩。静かな旅路と山の出で湯に惹かれて、三条の湯泊に決定。体力にまだ自信がないので雲取山はまた次の機会に。今回は以前から気になっていた飛龍山登頂を目指しました。

 奥多摩は電車でアクセスできて、低山ながらどこも歩き応えのある、言わずと知れた登山の聖地です。今までならギリギリまで寝て、眠け眼で運転しながら山へ向かっていましたが、今は電車・バスの時間に間に合うように早起きしなければなりません。下山の時間も念頭に置く必要があるので、車の便利さが恋しくなる一方、スケジュール管理が自ずとしっかりしてきます。いつも公共交通機関を使って山に行く方には本当に頭が下がります。
 登山口はいくつかありますが、丹波山に下ってお風呂に入りたかったので、鴨沢で雲取山に向かう人々を見送ってその先の親川バス停で下車しました。
 
 人の気配のない道を黙々と歩いていると次第に道幅は狭くなり、ついには片足一本ほどの幅になりました。ようやく下山してくるハイカーと遭遇。当然すれ違いはできないので通過するのを待ってもらいました。油断すると谷に向かって滑落しかねない山道。奥多摩らしいとも言えます。
 その後も消えかけた登山道に悪戦苦闘、登り過ぎては下ってみたり、道なき道に取付いてみたり。危うく懸垂ロープを出すところでした。数十分ロスしてしまいようやく登山道に復帰。ブナの美しい丹波天平(たばでんでいろ)で癒されたら、サオラ峠から巻道を通って三条の湯へ向かいます。アップダウンは少ないものの、展望はなく暗い道なので長く感じました。

 目的地の三条の湯に到着したのは夕方、そこまで遅くならずに安堵しました。聞けばこの日は泊まりは私だけ。私1人のためにお風呂の準備をしてくれて申し訳なく思いましたが、それならばと存分にゆっくりと使わせてもらいました。汗を流してさっぱりした状態でテントに潜り込めるのはこの上なく幸せです。あとはご飯を食べてのんびり。荷物が増えないよう簡素な食事にしてしまったので、もう少し豪勢にすべきでした。

 温泉が良かったせいか翌日はうっかり寝坊。外を覗くとすっかり明るくなっていました。急いで朝ごはんを食べて撤収。歩き出したのは6時を回っていました。
 三条の湯からは雲取山へ行く道と、飛龍山へ行く道と二手に分かれています。飛龍山へ行く道はいきなり急で、のっけから汗が止まりません。管理人さんによれば前日この先のカンバ谷で遭難があった模様。そのカンバ谷、確かに崩れていて良く見ないと道が分かりにくかったです。無事通過して飛龍山まであと少しのところで人に出会いました。聞けば瑞牆山から奥秩父縦走路を歩いて雲取まで行くとか。そちらのコースも電車旅になるので、チャレンジし甲斐がありそうです。

 展望のない飛龍山を登頂したら、展望の良い禿岩に向かって下降。雲が少しありましたが、雄大な奥多摩や秩父の峰々を眺めることができました。この景色を見ることも目的の一つだったので、後はのめこい湯を目指して下るのみ。相変わらず誰もいない登山道を歩いて無事丹波山まで下りました。

 のめこい湯でバスが来るまでかなり時間があったので、温泉で汗を流し、お土産を選んだりスイーツを堪能したり。バスに乗り込んだ後は奥多摩駅までぐっすりでした。電車バスだと寝て帰れるのも良い点だと思います。寝過ごしには注意が必要ですが、これを機に、奥多摩歩きをより深く楽しんでいきたいです。

フォトギャラリー

キノコの季節です。シロオニタケでしょうか。

前半はこんな道なき道が多くて気が抜けない。

後山。この後右ではなくやや左上に進むのが正解。

サオラ峠やっと着きました。

木々の間から覗いたのは笠取山方面?

お食事中の蜂。ヤマトリカブト見頃でした。

三条の湯のテント場。トイレ行くのに小屋まで登り返します。

お風呂場やってます。

一人占め♪♪

翌朝のカンバ谷。崩れて危ないです。

木の間から稜線が。あの辺りが飛龍山かしら。

山頂までもう少し。

綺麗な木道が設置されてます。

山頂への近道。踏み跡ちゃんとありました。

展望のない飛龍山。雲取山よりも高いんですね。

禿岩からの景色。和名倉山が見えそう。

美人林。テント張ったら気持ち良さそう。

麓の扉は3つあります。しっかり鍵をかけて出ましょう。

のめこい湯にいたご当地キャラのタバスキー。愛着湧く顔してます。

巨峰ソフトいただきました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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