高知県・徳島県 剣山系縦走 光石登山口から剣山の往復
- 投稿者
-
戸田 竜也
高知大丸店
- 日程
- 2023年09月17日 (日)~2023年09月17日 (日)
- メンバー
- 高知大丸店 戸田
- 天候
- 曇り/晴れ
- コースタイム
- 【アクセス】
JR土讃線・土佐山田駅 → 美良布
・JRバス 22分
美良布 → 大栃
・香美市営バス 18分
大栃 → 中内集会所前
・エリア型デマンドバス物部 20分
中内集会所前 → 光石登山口
・徒歩 2時間20分 8.4km
※エリア型デマンドバスは事前に利用者登録が必要です。詳細は香美市役所へ。
【コースタイム】
光石登山口→(280分)次郎笈→(40分)剣山→(220分)白髪分岐→(75分)白髪登山口→(15分)光石登山口
※白髪登山口から光石登山口までは車移動
- コース状況
- 【エリアの概況】
光石登山口→カヤハゲ
堂床休憩所からの喬木林に入ると踏み跡が曖昧で道を外しやすいです。
暗い時間に通過する時は注意が必要。
カヤハゲ→剣山
四国の山の例にもれず笹が鬱陶しいところもありますが、比較的人が多く入る山域ということもあってレッグゲイターなしでも我慢できる程度。
踏み跡は細く、笹で閉塞している箇所が多いので全体的にあまり走るのには向いていません。
【気象】
光石登山口(標高905m) 4:40時点 19℃ 無風
剣山(標高1955m) 10:40時点 23℃ 3~4m/s
【服装】
トップ
・ノースリーブシャツ
ボトム
・ノースフェイス フライウェイトレーシングショーツ
シューズ
・トレイルランシューズ
ザック
・テラノバ レーサー20
気温が気温なので上着は持っていかず。
雲って風が吹いている時は気持ちいいのですが日が出ると暑くてどうにもなりませんでした。
【トイレ】
ルート上に3ヵ所あります。
・光石登山口 紙なし・汲み取り式
・堂床野営場 紙なし・汲み取り式
・剣山 紙あり・水洗 ※非常に綺麗なトイレです。
ルート上にある白髪避難小屋、丸石避難小屋にはトイレは併設されていません。
【駐車に関して】
光石登山口に駐車します。
下山に白髪登山口を使う場合、車や自転車を回送しておくと林道歩き6.4kmを省力できます。
感想コメント
10月に長期山行が控えているのでトレーニングのために長い距離を歩いてきました。
剣山と三嶺の間は通ったことのない道です。
夜明けと同時に登り始めるつもりで光石登山口に向かいましたが、思ったより早く着いてしまいました。
車の外に出ると、標高がそれほど高くない場所なのに星がきれいに見えています。
なんとなく気分が高揚したのでヘッドランプを点けてスタート。
西熊渓谷の流れの音だけが響く登山道。
疎らな喬木林に入ると、道が急激に不明瞭になります。
暗くて踏み跡が読みにくく、何回も道を外しました。
歩きにくいわけではありません。
こういう地形は明るい時に歩いた方が良さそうです。
カヤハゲに着くころにはすっかり日が登り、朝日を拝めるかと期待していたものの、ガスに巻かれていてぼんやりと太陽が見えるだけ。
白髪避難小屋から来たであろう登山者とすれ違い、先を急ぎます。
しばらくはガス中稜線を歩いたり走ったりしていたのであまり景色を楽しむこともできず距離を稼いでいきました。
丸石まできたあたりでかなり見通しがきくようになり、その眺めの見事さについ足が止まります。
休憩中に行動食のトレイルミックスを頬張り、アミノバイタル・パーフェクトエネルギーを流し込む。
次郎笈と剣山の頂上だけがまだ雲の中です。
次郎笈の急登を喘いで頂上まで登ると、まだ展望が開けていません。
ガスが晴れるの期待して頂上に留まっている登山者が多くいました。
次郎笈からの剣山の眺めを見たことがなかった私も同じく待つことに。
10分ほど待っていると綺麗に晴れ上がり、よく写真で見る構図が現れました。
その景色にずいぶん癒されてしまったのでもうここで引き返そうかと思いましたが、今回はトレーニングです。
ひとまず折り返し地点の剣山の頂上へ立ち、そこから地獄の復路へ。
帰りはもうひたすら無心で歩きました。
前半に飛ばしたためほとんど走る力が残っておらず、例によって腸脛靭帯炎で膝が悲鳴をあげています。
普段たいしたトレーニングもしていなかったツケですね。
あえなく同ルート下山は諦め、白髪山へエスケープ、白髪登山口に下りることに。
車を停めてる光石登山口に戻るには6km超の林道歩きをこなさないといけないのですが、それでも山道を歩くよりはマシです。
白髪に下りて、憂鬱な気分で林道を歩き出してしばらくすると、後ろから車が走ってきました。
ためらわずにヒッチハイクをしてみると、なんと光石まで乗せていただけることになり、本当に助かりました。ありがとうございます。
山でのご厚意は心に沁みます。
駐車場に戻ったのはいいのですが、体が汗であまりにも塩まみれでジャリジャリなのがどうにも我慢できず、当初の予定通り堂床野営場まで水浴びにいくことに。
重い足取り。
しかし清流での水浴びの魅力には勝てません。
きっちり身体を清めて帰ることができて満足です。
これがこの山域のいいところですね。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。