タカマタギ ~春~

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投稿者
るんちゃん(おとな女子登山部)
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日程
2024年02月14日 (水)~2024年02月14日 (水)
メンバー
友人
天候
晴れ
コースタイム
駐車場(30分)取付(180分)棒立山(60分)タカマタギ(40分)棒立山(40分)取付(30分)駐車場
コース状況
・駐車スペースには平標山と書かれた道標があります。仙ノ倉北尾根の登山口でもあります。2~3台程度のスペースあります。
・トレースあり、たまに潜りますがつぼ足アイゼンで登頂できました。棒立山、タカマタギ直下は傾斜が急になります。
難易度
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感想コメント

 谷川周辺は積雪期限定で登られている山がたくさんあります。有名な仙ノ倉北尾根へ向かう登山口からスタートし、お隣の平標山へ延びる尾根に取付いて、棒立山とタカマタギに登ってきました。
 豪雪地帯なので張り切ってスノーシューを持参しました。深い雪でもガンガン進める雪山では心強いアイテム。新潟の山以外では使ったことがなかったので、久しぶりにスノーシュー登山を楽しみにしていたのですが...。出発前に劣化していないかチェックしていたつもりですが、いざスノーシューのストラップにテンションをかけながら引っ張ると呆気なく切れてしまいました。この時期スノーシュー修理を持ち込むお客様が増えるので、毎週のようにボロボロなスノーシューを見ていたはずなのに。自分も同じ状況になってしまいました。挙句の果てに予備で準備していたワカンも見事に忘れてしまい、もう相方くんのワカンに頼るしかない状況。気持ちを切り替え、トレース頼りで行ける所まで行ってみることにしました。

 幸いにも3連休は良いお天気だったので多くの人が入った模様。トレースはバッチリでたまに深くはまることはあっても、つぼ足だけでも何とか山頂まで進めました。
 稜線に出ると大きな山体の仙ノ倉山、万太郎山など代表的な谷川主脈の山々、少し離れたところに谷川岳の双耳峰も確認できました。隣の巻機山の奥には越後三山や柏崎の米山も見えました。ただ気になったのは上州方面の山々。霞がかかっていかにも春の山の雰囲気、まるで黄砂や花粉が飛散する前兆のようでした。今年ももうそんな季節か。花粉の時期は登山にも支障が出るので非常に厄介です。
 雪が少ないので棒立山まで予定より早く到着。花粉の呪いは忘れて、タカマタギまで歩みを進めることにしました。まだ2月半ばで本来なら厳冬期ラッセルのはずなのに、ワカン無しで稜線まで上がれるとは。それだけ冬が短かったということでしょうか。相方氏によると、お正月の仙ノ倉は稜線に出るまで厳しいラッセルで、7時間はかかったそうです。雪山らしくラッセルも久々に味わいたかったですが、晴天と暖冬に助けられて無事にタカマタギへ。数年前に日白山へ登って眺めたタカマタギの山頂が踏めて良かったです。

○下山後の温泉は一番近いのが岩の湯ですが水曜定休だったので越後湯沢駅の奥の駒子の湯を利用しました。
○湯沢に来たら良く食べて帰るのがラーメン維新。つけ麺や混ぜ蕎麦もあります。国道沿いにあるのでアクセスしやすいです。麺がもちもちで美味しいのでおすすめです。
○隣のスーパーノグチで新潟のお土産やお惣菜が手に入ります。運が良ければコストコフェアもやってます。

【着用ウエア】
(上)①ドライナミックメッシュ②150厚メリノウールT③ワッフルウールクルー④ティフォン50000ウォームジャケットの順に着用。暑くなったらティフォン無しで登ってました。
(下)メリノウール200タイツにソフトシェルパンツを着用。雪深いので冬ゲイターを装着してました。
【使用ギア】
トレッキングポールのみ。ピッケルは使いませんでした。
アイゼンはグリベルのエアーテックでしたが、ミックス向きなので、爪の長いニューマチックやペツルのバサックが適していると思います。さらに雪だんご防止にジャバラアコーディオンを付けた方がベストでした。

フォトギャラリー

棒立山からタカマタギを臨む。

ライトニングアッセントがこれでは使い物にならない。パーツ交換せねば。

始めは林道歩きます。

ここが取付きの尾根。埋まりませんように。

整然としたブナ林を歩きます。

棒立山までまだまだ長い。

傾斜がきつくなってきました。

先行してもらっているので私は楽チン。

ふと顔を上げると谷川連峰が白く輝いています。

棒立山に到着。素晴らしい銀世界。

テーブルマウンテン苗場山もばっちり。

まだお昼前だったのでタカマタギへ向かいます。

タカマタギ直下。小さなスノーモンスターがいました。

遠くに谷川岳の双耳峰を確認。

今日はティフォンジャケットが暑く感じました。

棒立山方面を見下ろします。

アップダウンしながら戻ります。

棒立山で一息。

樹林帯にイグルー跡がありました。

毛渡沢の橋。とても絵になる美しい橋。下山後に良いもの見れました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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