至福のシュプールを求めて! ~Mt.乗鞍=バックカントリーSki~

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2012年02月22日 (水)~2012年02月22日 (水)
メンバー
天候
快晴
コースタイム
スキー場最上部 --170分-- 位ケ原 -- 25分 -- スキー場最上部
コース状況
数日間、降雪は無いようで固く凍りついたルートです。2000Mを越える標高の気温は低く、快晴の森林エリアでも雪面が緩むことは無く厳冬期コンディションです。
難易度
Google Map GPSファイル

より大きな地図で Mt.乗鞍 2012/02/22 を表示
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感想コメント

スキーの愛好者たちは、白銀の頂より広がる柔らかくて魅惑的な斜面にシュプールを描きたいと切望して止まないものです。
そんな至福の一本を描くためにMt.乗鞍へバックカントリーSKIを楽しんできました。

スキーといっても歩いて山に登ります。登山靴にアイゼン、ワカンの登山スタイルの代わりに、スキーの板に登攀用シール(板の滑走面に貼る滑り止め)を付け、踵が上がり歩き易いテレマークスキーを愛用しています。

一日の行動は登山なので、登山計画を作成、地図、コンパス、GPS、トランシーバーなどを用意します。
また、雪崩の対策としてビーコン、スノースコップ、プローブなども必須アイテムです。
目的はスキーですが、事前準備、道具の使い方、現地での実践など雪山で必要な登山力のトレーニングを兼ねました。

天気は快晴!「今日登らなければいつ登るの?」と言うくらい絶好のバックカントリー日和。
はやる気持ちを抑えつつ、スキーにシールを貼り、ビーコンチェック、GPSチェックを済ませ出発です!

しかし、予想に反し雪面は固く凍りつき、シールの効きが甘く思うように登れません。
3時間ほどで位ヶ原に到着です。

森林エリアでは汗をかきながら登りましたが、森林限界を越えた瞬間、別世界!
吹き抜ける強風と凍りつく大気で、体感温度はマイナス15℃です。
森林限界手前で、手袋、バラクラバなどウエアチェックが必要になります。

さて、「至福の一本」ですが位ヶ原からの滑り始めに堪能することができました。
メンバー全員、それぞれのファーストトラックを刻み、シュプールを眺めニンマリです。
大満足の瞬間です。その後森林エリアの固く凍りつき荒れた斜面は手強い滑走となりました。

3時間かかった距離もスキーで滑り降りると、”あっという間”の25分!
それでも、心に残る至福の一本は、いつまでも忘れないでしょう。

下山後は、至福の温泉で疲れを癒しました。これもまた楽しみの一つです。

フォトギャラリー

今回のベストショット

ビーコンチェック

GPSチェック

出発です! 

ファイト!一発! 気合が入ります。

眼下にルートが見えます

森林限界のライン直前

最後の登り、キツイです。

摩利支天&乗鞍岳 カッコイイ!!

自然の造形美 シュカブラ

強風で微細雪が吹き付けます

剣が峰を眺める鬼頭氏

穂高連峰が目の前に!

鬼頭氏 至福の瞬間!

鷲尾女史 至福の瞬間

そして私 至福の瞬間

ウインドクラストした岐路は手強かった!お帰りなさい

参考;2009年3月の乗鞍岳

参考;雪に埋もれる位ヶ原山荘 2009年3月

参考;肩の小屋より剣が峰を望む 2009年3月

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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