甲斐駒ケ岳 黒戸尾根【途中敗退】GPSの過信は禁物!
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年03月05日 (月)~2012年03月06日 (火)
- メンバー
- 天候
- 曇り・雪のち雨
- コースタイム
- 登山口~6h~1534m地点ビバーク
ビバーク地~2h~1660最高到達点~4h~登山口
- コース状況
- 落ち葉ふかふか 一部氷結
のち、積雪。
- 難易度
感想コメント
本当は北アルプスに行く予定が、悪天候の予報から甲斐駒へ。
登り出しから雪がちらついていましたが、積雪はゼロ。
しばらく登っていくと雪が出てきましたが、道しるべがまばらです。
今回は「山と高原地図」「地形図」「GPS」の3アイテムを持参していきました。
雪で登山道がよくわからなくなったころから、GPSを中心に地形を見て歩き始めるのですが、
なんだか変な感じ、妙に険しく、チープなテープ印しか見当たりません。
とても登山地図に載るような道ではない、何かがおかしいと思いつつ、歩きました。
日が暮れたので平坦地を見つけてビバーク。
テントが斜めになってしまったので、外で炊事。
もともとテント内は火気厳禁なんで当たり前なんですが、初めてやりました。
テント外に火器を置き、雪が降っていたのでテント内から操作・調理しました。
テント内は暖まりませんが、湿度が上がらないので快適でした。
また、テントに「向かい合わせ」で座らず、並んで座ると広く使えることにも気づきました。
翌朝、しばらく歩くと、ばっちり踏み跡がある登山道に飛び出しました。
雪が雨に変わり始めたので、踏み跡とテープ印を忠実に辿りましたが、
なんと地形図・登山地図・GPSすべてが実際の登山道とズレていました。
GPSのログを見ていると、尾根1本ずれている所もあります。
理由はわかりませんが、ちょっとショックでした。
また、GPSは電源入れっぱなしにしていたため、かなり電池残量が減っていました。
下山して電源を入れると残量が復活しました。寒さ対策が重要ですね。
下山時、湿雪が激しく雪団子になり往生しました。
急遽、持ち合わせの食用油をスノープレートに塗る等しましたが、なかなか・・・。
普段からしっかりお手入れしておかないといけませんね。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。