初の立山は残雪期(富山県)
- 投稿者
-
浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2012年05月14日 (月)~2012年05月16日 (水)
- メンバー
- 全国の好日山荘スタッフ
- 天候
- 快晴/雨/快晴
- コースタイム
- 5/14 室堂ターミナル→(0:15)→みくりが池温泉→(0:15)→雷鳥荘→(0:30)→雷鳥沢ヒュッテ
5/15 雷鳥沢ヒュッテ→一の越山荘→龍王岳→雷鳥沢ヒュッテ(雨のためログ無し)
5/16 雷鳥沢ヒュッテ→(0:15)→雷鳥荘→(0:40)→みくりが池温泉→(0:25)→室堂ターミナル
室堂ターミナル→(2:00)→浄土山→(1:00)→室堂ターミナル
- コース状況
- 基本的に雪質は腐っています。ザラメ状の箇所が殆どです。気温は昼間は高く、夜は冷えます。
山頂近くは風が強いので、昼間も防寒対策をお忘れなく。
- 難易度
感想コメント
好日山荘のスタッフ研修ということで、行って参りました。関東・関西関係なく絡んでやる!と意気込んだものの、結果殆ど関東勢とばかりつるんでいたという体たらく。口惜しや口惜しや。
初日から快晴で、照り返しがそれはもう凄まじい。日焼け止めを顔面だけ塗りたくって満足していた為、後日「耳無しホウイチ」状態で酷い有様になるのですが、それはさておき、初日は加藤・大倉ガイドの下、雪上技術講習。滑落停止訓練のハズが、雪が腐りすぎて滑りにくい。支点確保でピッケル、雪inスタッフバッグの違いを体感。後者は9人でも動かない!
2日目は大倉ガイドの下で立山三山縦走・・・のはずが、荒れ模様のため様子見つつ、結果的に龍王岳。初めてアンザイレンしました。そんなことをする山はまだ早いと個人的に思っているので、良い経験でした。道中で雷鳥がわんさか出てくる。束の間の癒し(それにしては出て来る度に立ち止まっていた気がしないでもない)。しかし天気のヤツめ、本当に荒れる(あれくらい日常茶飯事だと知りつつ・・・)。荒れ狂っている。お陰で同班だった店長から「雨男」の仇名を頂戴するところでしたよ。テント泊だったので、ギリギリまでヒュッテで時間を稼いで、思い腰を上げてノロノロとテン場に移動。しかし、一度中に入ってしまえば悪くなかったですね。同居人だった町田店の丸茂さんが建ててくれていたので、本当に助かりました。有難う御座いました!
3日目は島田・ツヴェートガイドの下、浄土山登山。嘘みたいな快晴。明け方まで雨風共に凄まじい勢いでしたが、日の出と共に収束。一転して素晴らしい天候となりました。よく冷えてくれたので、早朝には雪が良い感じに締まって歩き易かったです。帰りのバスに間に合わせる為に、あえて急な場所から登ります。ヘルメット、ハーネス、カラビナ、アイゼン、ピッケル。フル活用です。イヤな斜度の雪面を根性で登った後、島田ガイド班が結成。ロープで2ピッチ分をガシガシどんどん登っていきます。時々向こうから聞こえてくるツヴェートガイドのヨーデル(?)が素晴らしい。両ガイド曰く、「傾斜50度」。その分、ふとした時に見える周りの山々が素晴らしい。「登ってる!」と一番感じた瞬間でした。山頂は2℃。暖かいですが、風が・・風が・・・。剱岳や昨日昇った龍王岳を見て、帰りは後ろ向きにアイゼンの前爪を刺して下ります。コレ、物凄く!物凄ぉく気持ち良いです!合計三時間の旅でした。
初の立山、そして久々のテント泊。充実した休暇だったと思います。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。