南八幡平 葛根田川にて夏はやっぱり沢登り!
- 投稿者
- 小澤 隆蔵
- 日程
- 2012年08月09日 (木)~2012年08月10日 (金)
- メンバー
- ララスクエア宇都宮店 小澤
知人2名
- 天候
- 1日目:☀ 2日目:☀のち☂
- コースタイム
- 【9日】滝ノ上温泉駐車場(7:20)→(8:00)葛根田川入渓→(10:30)お函→(13:00)葛根田大滝→(14:00)滝ノ又沢出合
【10日】滝ノ又沢出合(7:00)→(8:00)北ノ又沢出合→(11:40)大白森→(13:20)明通沢出合→(15:00)滝ノ上温泉駐車場
- コース状況
- 【滝ノ上温泉駐車場~滝ノ又沢出合】
滝ノ上温泉駐車場から葛根田地熱発電所を抜けてると入渓点。はじめは広くて明るい河原歩き。しばらくすると白い滑床となりエメラルドグリーンの水の色とのコントラストがとてもきれい。お函と呼ばれるゴルジュが葛根田川のハイライト。葛根田大滝は左岸から巻く。
【滝ノ又沢出合~大白森】
北ノ又沢の方がいくつか手ごわい滝があり高巻きやロープを出して突破。最後は藪こぎにて地図とコンパスで明るい場所を目指す。
【大白森~明通沢】
地図とコンパスで確認しながら明通沢へ下りる枝沢を探す。崖注意です。
【明通沢~滝ノ上温泉駐車場】
うっそうとした藪の中の道をかき分けながら進む。藪こぎ以上けもの道未満。
- 難易度
感想コメント
やってきました八幡平!東京から行った時は遠く感じたが宇都宮からだと・・・でもやっぱり遠かったです。
今話題の地熱発電所を抜けて葛根田川へ。上1/3は濃い青空と大きくて白い雲、そして中1/3は優しきブナの濃い緑の葉と白い幹、そして下1/3は深くて冷たそうなエメラルドグリーンの水と太陽の光を反射させ更に明るくきれいに見える白い岩肌・・・まさに夏休み山行にぴったりのロケーション。
あちらこちらでイワナが悠々と泳いでいる。それを見てか泳ぐ必要性はなかったが、練習にと泳いでみる。テント泊用の80リットルザックが重くなかなか前に進まず、呼吸も何秒と持たず。顔をあげて呼吸しようにもザックの頭がさっぱりした私の頭に当たりなかなか手ごわい。ザックもたっぷり水を吸い上げさらに重くなる。水の冷たさでだんだん体の動きも悪くなる。練習しておいて良かった。
お昼はそうめんをいただき日本の夏を満喫。しばらく登り幕営地を見つけてポットラックを設営。沢の風景ととてもマッチしていて見た目もバッチリ!
寝床を確保したらいざ釣りへ。私はルアーで挑戦。イワナはもうあちらこちらに見えていて追っかけてくるのになかなか食いついてこず。いろいろ試行錯誤をしながら下手な鉄砲も数打てば当る作戦でなんとか1匹釣り上げることができた。釣りもなかなか奥が深い…
夜はジャワカレーならぬ沢カレーとイワナで明日のためにおなかを満たす。
シンプルなことが山に入ると感慨深く感じた。そして食べ過ぎてしまった。
就寝はファイントラックのポットラックで。今回はメッシュインナーも使用。中央に一本のポールだけで支えていて少し心配だったが、周りをペグで止めてテンションをかけるので全く問題なしでした。寝返りを打ってもポールが倒れることはないでしょう。高さがあり通気性も良いのでとても快適に過ごせておススメです!
2日目は北ノ又沢へ。情報が少なく、まるで未開の領域に踏みこむような気持ちで冒険気分も味わう。
大白森の湿地帯に出て、地図とコンパスを頼りに笛を吹きながら下山を開始。明通沢を目指して枝沢を下る。
2日間内容盛りだくさんの濃い山行でとても勉強になりました。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。