大盛況の剱岳・立山縦走
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年09月15日 (土)~2012年09月17日 (月)
- メンバー
- 天候
- ■1日目 晴れ後雨 ■2日目 晴れ ■晴れ、ただし強風
- コースタイム
- ■1日目
室堂→(45分)→一の越→(60分)→雄山→(20分)→大汝山→(20分)→富士ノ折立→(50分)→真砂岳→(80分)→剱沢キャンプ場
■2日目
剱沢キャンプ場→(25分)→剣山荘→(80分)→前剱→(70分※渋滞40分含む)→平蔵の頭→(55分※渋滞50分含む)→カニのたてばい→(35分)剱岳→(40分※渋滞20分→カニのよこばい→(120分)→剣山荘→(30分)→剱沢キャンプ場
■3日目
剱沢キャンプ場→(70分)→別山→(20分)→別山乗越→(55分)→雷鳥沢0→(80分)→室堂
- コース状況
- ■室堂~一の越~雄山~大汝山~富士ノ折立~真砂岳~別山~別山乗越~雷鳥沢~室堂
とくに危険箇所はありません
■剣山荘~一服剱~前剱
少し鎖場がありますが、それほど危なくないです
■前剱~剱岳
ここが一番剱岳らしいところ
登りは「カニのたてばい」、下りは「カニのよこばい」が最大の難所
ほぼ垂直の岩壁を小さな足場と鎖を頼りに登ったり横に移動したりしなければならない。
それ以外にも「平蔵の頭」の登り下りも十分に注意が必要。
■室堂までのアプローチ
立山駅→美女平駅 ケーブル 7分
美女平駅→室堂 バス 約1時間
片道:2,360円※ザック10kg以上は荷物券300円が追加 往復:4,190円
※立山駅に広い無料の駐車場有り
- 難易度
-
感想コメント
7月の3連休に2泊3日で剱岳・立山縦走(剱沢テント泊)を計画し、実行したのですが、あいにくの大雨で予定を切り上げて2日目で撤退。
今年中にぜったいリベンジしておかないと!ということで、人が多いことは分かっていたのですが9月の3連休に再実行しました。
初日に室堂から立山を縦走して剱沢テント泊、2日目に剱岳を登ってテント場に戻って、3日目に室堂に戻るというゆったりプラン。
今回は初日に夕立に遭ったものの、お天気に恵まれて気持ちよく剱岳登頂を果たせました。
剱岳、想像していたとおりの険しさですね。
下から見上げると「どうやって登るんだろう?」と疑問に感じますが、岩場を鎖で強引に登っていく感じです。
有名な「カニのたてばい」「カニのよこばい」はなかなかスリリング。
強風が吹いていたり、岩が雨などで濡れていなければ、それほど危険ではないと思います。
※感覚的には石鎚山の鎖場と同じくらいの難易度に思えました。
実際のところ、予想していた以上に人が多かった。
難所の前では大渋滞。トータルで2時間ぐらい待ったと思います。
でも、お天気が良くて、景色も良かったので、待ち時間もまったりと時間を過ごせました。
剱岳山頂からの景色はなかなかの絶景。
夏は五竜岳や白馬岳から剱を眺めることが多かったので、今回は逆に白馬方面を眺めることとなりました。
剱沢のテント場は剱岳の真正面です。
ちょうど真南に位置しているので、夜は北極星が剱岳の真上に輝くんです。
これがとてもステキです。
まだ紅葉には早いですが、ナナカマドの実は赤く染まり、空の雲の秋の様子が感じられます。
紅葉の時期にも来てみたいですね。
室堂に戻ってきて立山の稜線を眺めてこの3日間で歩いてきたルートをトレースするとなかなかの達成感を感じました。
今回はあえて新・登山の3種の神器(トレッキングポール、サポートタイツ、アミノバイタル)を使用せずに挑みました。
自分の体が鍛えられていることが感じられて気持ちいいです。
※今回、立山三山を縦走するつもりでしたが、勘違いをしていました。
立山三山は雄山、別山、浄土山ですが、雄山、別山、大汝山だと思っていて、浄土山を登り忘れました。
また登りに行きます。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。