関西 花の山(68)鈴鹿マイナーピーク茶野・大見晴・万野でベニバナヤマシャクヤク(シロバナ)
- 投稿者
-
本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2023年06月15日 (木)~2023年06月15日 (木)
- メンバー
- イオンモール各務原店 本田康之
他1名
- 天候
- 小雨
- コースタイム
- ミノガ峠(4分)林道分岐(13分)鈴北岳登山口(19分)さくら峠(23分)茶野(45分)林道分岐(4分)万野登山口(28分)大見晴(15分)万野(20分)大見晴(40分)ミノガ峠
- コース状況
- アプローチ
・国道306号佐目から県道34号に入り、すぐに御池林道に入る
・公共交通機関は適しません
①御池林道は舗装路ですが、荒れてません
②ミノガ峠には路肩、ミノガ峠からやや下った箇所に数台駐車スペースがあります
③ミノガ峠から御池林道を少し、進み、左手に林道が分岐する箇所からその林道を進み、途中に登山口があります(標識があります)
④さくら峠手前でトラバース道になりますが、ここで直登して尾根に出る踏跡もあります
⑤さくら峠からは茶野まで稜線の道、カレンフェルト帯が歩きにくい
⑥ミノガ峠から大見晴はマーキングのある階段を登ります
⑦階段から尾根にでると、尾根下りに入り、大見晴へ最後に登る箇所がかなり急坂です
(マーキングあります)
⑧大見晴はカレンフェルトで覆われた山頂で歩きにくい
⑨大見晴山頂から万野へは右でも左でも尾根を辿り、下って登った箇所が万野です
⑩立ち寄り湯は彦根千乃松原温泉ホテル亀の井が平日900円休日1000円(11:00~18:00)
- 難易度
感想コメント
茶野(ちゃの・938m)・大見晴(おおみはらし・820m)・万野(まんの・775m)は鈴鹿北部の鈴北岳に派生するマイナーなピークです。いずれも鈴鹿300山の一つで、この中でまだ名の知れた茶野は近江百山にも選定されていて、山頂はカレンフェルトの展望の山の為、訪れる人もいらっしゃいます。しかし大見晴・万野に関しては展望もほとんど得られず、かなりマイナーで、名前がついているだけ不思議な山です。
茶野・大見晴に関してはこの時期、ベニバナヤマシャクヤクが見られます。もう数日前に行きたかったのですが悪天で行けない中、見頃が過ぎてしまいましたが、しびれを切らして、小雨の中、歩いてきました。茶野に関してはヒルがいる山なので、なんとか少しでも回避したく、南側の御池林道が通じるミノガ峠からアプローチしました。ミノガ峠からしばらくは林道歩きで尾根歩きですが、途中で一旦、谷に向かって下っていく箇所でヒルが靴にへばりつきましたが、警戒しているのですぐに手で払いました。ヒル避けスプレーをしていますが、全く恐るべし!よく見たら登山道でも見かけるので、狙われています。
さすがに桜峠まで来るとヒルはいませんので、安心して撮影タイム。桜峠・茶野と登山道沿いにベニバナヤマシャクヤクが見られますが、散ってバナナになっている個体、雨が降り寒いから閉じている個体、開き気味の個体と基本はやはり終焉を迎えています。ぐるぐる回わっては確認し、なんとか開き気味の花の撮影をしてきました。結構な群生なので見頃に来ていればと後悔しました。
茶野は2回目ですが、広い台地で気持ちの良いカレンフェルト帯の山頂で私のお気に入りです。一度は来てみてください。
ミノガ峠まで戻ると今度は大見晴・万野へ向かいます。こちらは完全に尾根なのでヒルは見かけませんでした。基本、一本道で、マーキングを頼りに忠実に尾根を辿りますが、往路は下りが中心で、最後に大見晴へ登る急登がホールドも乏しい樹林帯で苦労するでしょう。大見晴は同じカレンフェルト帯でも展望がなく、苔で覆われた山頂です。山頂周辺にベニバナヤマシャクヤクの群生がありますが、こちらはほぼ終わっていました。この先、大見晴~万野が二重稜線のようになってて、樹林帯の中なので間違いそうです。超マイナーな山ですが荒れているわけでもなく、林業の方が入っているのか、踏跡はわかります。
万野は普通の頂上で、北東側に霊仙山が見えました。復路下山ですが、万野から大見晴がやはりどこでも行けそうな尾根なので、注意が必要です。
本日の装備(初夏の低山ハイキング)
気温は20度前後で、小雨で湿度90%以上だが、風がありやや涼しい
①ウエアー
インナーは(ファイントラック)ラミースピン半袖
ボトムスは(ファイントラック)カミノパッツ
②ギア
登山靴は(サレワ)ミッドカットシューズ、ザックは(カンプ)30㍑、
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。