イーハトーブの地を巡る~其の一・姫神山と鞍掛山~
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年10月15日 (月)~2012年10月15日 (月)
- メンバー
- 天候
- ☀☁
- コースタイム
- 一本杉園地登山口→一本杉(15分)→五合目(10分)→姫神山山頂(70分)→五合目(50分)→一本杉園地登山口(20分)
- コース状況
- 整った登山道で迷うカ所も特に無し。山頂直下の大きな岩場では足元にご注意下さい。
- 難易度
感想コメント
夏に早池峰山に訪れて以来の岩手。
今年中に必ずもう一度訪れようと思っていた岩手。
そう、私は完全に岩手に恋をしていた。
『イーハトーブ』
宮沢賢治による『イワテ』をもじった造語で理想郷を指す。
早池峰山の下山口に置かれた石碑に彫られた宮沢賢治の詩の始まりにあり、(イーハトーブってなんだろう?)と疑問に思った私は、帰宅後に岩手出身の母に聞いた。
「お母さん、イーハトーブって何?」
私の質問に、母はこう返した
「何それ?脱法ハーブ?」
母よ…(´Д`;)
そんな夢も欠片もない天然の母はさておき、私はまるで遠くに住む恋人に逢いに行くかのごとく、再びイーハトーブの地を巡りにやって来た。
滝沢インターを降り間もなく目に飛び込んで来たのが、姫神山(ひめかみさん)の優美な姿。
ピラミッドの様に整った三角形の頂点はツンと天を指し、左右に伸びる裾野は、その名にふさわしくまるで美しい姫神がドレスの裾を広げているかの様。
歩き出しは牧場の様にのんびりとした草原。所々に木製のベンチが設置してあり、登山をしなくともこの場所で岩手山を眺めながらのんびりお茶をするのもいいかもしれない。
樹林帯の中に入って行くと間もなく大きな『一本杉』に出会う。樹齢何十年…いや、何百年だろう?まっすぐに伸びたその幹に思わず抱きついてみる。…パワー充電!(^ω^)
丸太の階段をいくつか登り終えると五合目に到着。そこから少しずつ少しずつ高度を上げて行く。もう間に合わないと思っていた紅葉が、ちらりほらりと出迎えてくれる。…癒される☆
最後の一登り、大きな岩をいくつか越えると、想像していたよりも広い山頂に到着!
残念ながらガスで遠くまでは見渡せなかったが、姫神山と夫婦であるといわれている岩手山がうっすらと望めた。
姫神様は、いつもここで岩手山を見守っているのかな。
その後は元来た道を戻り、まだ夕暮れまで少し時間があった私達は岩手山近くの鞍掛山という小さな山のハイキングコースを散策した。
岩手山を間近に望め、短時間でのんびりとした展望を楽しめるファミリーハイクの里山なのでこちらもセットでおすすめです(*^^*)
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。