のんびり秋の瑞牆山

ゆっくりと秋の訪れを感じた10月最後の週末。山ガール(笑)三人で紅葉真っ盛りの瑞牆山に登ってきました。今回は、ほぼ初登山のメンバーがいたということもあり、のんびり瑞牆山荘に宿泊するプチ贅沢プランで行ってきました。

韮崎からのバスは、全員がぴったりと座れる程度の込み具合。週末とは言えあいにくの曇り空。これは思いのほか空いているのか…と思いきや、終点の瑞牆山荘に着くなりびっしりと停められた車達。さすが人気のお山です！
バスから見えた燃えるような紅葉は、登り始めても変わらずに美しく、霧のせいかより濃密な色合いを見せてくれました。岩場やロープ箇所では皆さん譲り合い、声を掛けながら登っておられました。普段は空いてる山が好みですが、たまにはこんな風に登山者同士の触れ合いを楽しむのも山登りの醍醐味かもしれませんね。アスレチックな岩場が続く瑞牆山は、登山者を決して飽きさせません！それは初心者にとっても等しいようで、メンバー全員が「楽しい」と言っていたのがとても印象的でした。女性登山者が多いことにも納得です。

頂上はガスっていて展望はありませんでしたが、ごくまれに晴れ間が指すこともあり、霧の隙間から見える景色に夢中になってしまいました。山頂にいる誰もが、そんな気まぐれな太陽に振り回されていた様子。無我夢中でシャッターを切りまくる人々であふれておりました。
宿泊した瑞牆山荘はお風呂も完備されており、まるで旅館のようにきれいでした。女性客の多さも頷けます。帰りに立ち寄った増富の湯もおすすめです。

紅葉の時期は毎年少し違うかと思いますが、今回はちょうど見ごろで素晴らしかったです！ちなみに余談ですが、富士見平小屋のご主人曰く「紅葉が終わった頃、色づいた葉が登山道を埋め尽くす時期が一番いい」のだそう。理由は上を見ずとも紅葉を楽しめるから。確かに、色とりどりの落ち葉の上をカサカサ踏みしめて歩く瑞牆山もなかなか乙かもしれません。つまりシーズンを外しても楽しめる山、ということでしょうか。皆様も是非登ってみて下さい。