湯の沢峠から滝子山（の手前）

大菩薩周辺の山々は人も少なく、静かな山行を楽しむことができる、個人的にはお気に入りの山域です。この日はおだやかに晴れ、秋の空気が心地よい一日でした。

湯ノ沢峠までは沢沿いの道を歩きます。湿り気のある朝の空気が心地よく、いきなり山奥に来た感を満喫できます。湯ノ沢峠から大蔵高丸、ハマイバ丸までは草原状の道が続き、すすきの原をのんびりハイキングできる素敵な道です。晴れていれば富士山もよく見え、展望も良好です。ハマイバ丸を過ぎると樹林帯へ。ここから先、米背負峠周辺、大谷ヶ丸あたりまでは紅葉がとても美しくついつい長居をしてしまいました。変化に富んだ山歩きを楽しめるのがこのコースの特徴です。春に同じルートで、前出の米背負い峠からやまと天目山温泉へ下山したことがありますが、そちらも温泉好きの方にはおすすめです。

さて、ここまであまりの紅葉の美しさにのんびりし過ぎてしまった私たち。滝子山まであと２０分足らずというところでやむなくルート変更。コンドウ丸へ向かい、早めに林道に下りました。
ちなみに林道手前の沢沿いの道も紅葉がとてもきれいです。急ぎつつもついついカメラに手が伸びてしまう自分との葛藤です。

実はこのつい１０日前、大菩薩峠から通しで滝子山まで歩く予定が、天候の都合で湯ノ沢峠にて敗退。続きをリベンジするつもりだったのですが、またも敗退。次回へ向けて課題ができてしまいました。
日の短い秋の登山はのんびりし過ぎに注意ですね。ともあれ、秋の静かな山を満喫することができる滝子山（登ってませんが）おすすめです！